チュータ日誌

(2018/01/21)チュータのひとりごと 第546回(年頭挨拶(放送))

 新年おめでとうございます。

 今年最初の「チュータのひとりごと」は,年頭挨拶を紹介します。

 

 2018年の新春を迎えました。新しい年が,平和で希望あるものとなることを祈るとともに,新しい年に向かって元気で学習や部活動にチャレンジしてほしいと願っています。

 さて,今年の暦の干支は 戊戌 (つちのえ・いぬ)で,動物は犬があてられます。

 干支の (つちのえ)は戊辰戦争の「ぼ」という漢字で,明治元年の干支が戊辰(ぼしん・つまり,つちのえ・たつ)であったために,戊辰戦争と呼ばれていることは皆さんも知っていることと思います。

 戊辰のぼという漢字はつちのえと読み,10年で一巡するので,十干と呼ばれています。

 戌(いぬ)は12年で一巡するので,十二支と呼ばれており,第11番目にあたります。

 したがって,干支は10年と12年の組み合わせですから,60年で一巡することになるのです。

 10年で一巡りする戊(つちのえ)は,樹木が繁ることを表すと言われています。樹木の枝葉が茂ると、風通しや日当たりが悪くなって、風が通らなくなり,虫がつく等して、樹がいたむ、悪くすると枯れる。そこで思いきって剪定をしなければならぬ、というのが戊(つちのえ)の意味であると,陽明学者の安岡正篤(まさひろ)氏は述べています。

 12年で一巡りする戌(いぬ)は戊(つちのえ)という漢字に一を加えた漢字でやはり,茂が語源であります。

 したがって,戊戌(つちのえ・いぬ)の両方の漢字の意味は,枝や葉を切って,変化をする年と言えると思います。

 このように考えてくると,2018年は仕組みが変化し,新しい潮流が生まれる年だと言えるのではないでしょうか。

中略

 本校9期の卒業生である喜安正秀さんは,30年以上にわたる海外26か国での経験をとおして,著書「海外ドサマワリ奮戦記」の中で,「環境変化への対応力」と題して,次のように語っています。

―― 地球上で一番強い生物は何か?草原の王者ライオン,海の王者シャチか?食物連鎖の最上位にある人間か?現在地球上に存在しているのは,様々な気候変動,環境の変化を乗り越えてきた生物である。マンモス等多くの種が環境等の変化に対応できず滅んで行った。「変化に最も対応していける生物が,子孫を残し続ける最強の生き物だ」,ダーウィンの言葉である。次の氷河期,天変地異に人類は生き残れるのであろうか。

中略

 1980年代,家電製品に象徴されるメイドインジャパンは世界最強であった。しかし,その後,韓国・中国等の新興国製品に押されてじり貧に陥った。高品質高価格は中低品質低価格に敗れたのだ。世界の市場の環境の変化に日本製は十分対応できなかった。

中略 

 社会経済環境の変化に適応する努力を真剣に続ける限り,世界の中の日本と日本企業の存在感は消えることなく,さらに高まっていくことであろう。――

と述べています。

 学校も同じであります。世の中の変化に対応できる者のみが生き残るという教訓を生かして,日々,change & challenge で頑張りましょう。

 今年,戊戌(つちのえ・いぬ)の1年間が皆さんにとっても,また教職員にとっても,変革と挑戦の飛躍の年となることを願っています。

 最後に,60期高Ⅲ生は,明日がセンター試験第1日目です。

 昨年は12月27日まで,そして,新年を迎えて,1月8日から特別授業を行いました。

 高Ⅲ生の皆さん,自分を励まし,自分を信じ,最後の最後まで,緊張感を途切れさすことなく,意志の力で学習を続けてきた結果を出してくださるものと確信しています。

 高Ⅱ以下の皆さんと共に,高Ⅲ生の健闘を心からお祈りして,新年の挨拶といたします。

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