4月14日、土曜日。中1生は授業が始まってから3日目の朝を迎えた。
入学式の日に置かれた教室の花は、まだ、元気よく咲いている。
朝8時25分。中1a組は、まだ自由時間なのに、ちゃんとイスにすわり、朝読書を始めている。相当、緊張しているようだ。
8時30分にチャイムがなり、担任のT先生が教室にやってきた。生徒はちゃんと座ってまっていた。ここまで順調だ。
朝読書が始まる。各自がもってきた本を読み始める。実は、本を忘れずもってくるのも大仕事なのだ。
こっちは分厚いけど、挿し絵があって楽しそうだ。
8時40分、読書は終わり、朝礼が始まる。いろんな連絡がある。こうして無事ステージ1をクリアして、中1aのレベルが1あがり、2となった。
とりあえず、今日の授業はこんな感じである。1時間目は音楽だ。
朝礼が終わると、大急ぎで移動の準備がはじまる。
なにせ、音楽教室ははるかかなた、ハイラル平原の東の端にあり、徒歩3分、走って1分の距離にある。
ガイダンスの日に記憶したルートをたどり移動する。だが、どうみても人数が足りない。どこかをさまよっているにちがいない。
中庭を突破すると、体育館の横の通路を通り、学校食堂に向かう。
だが、食堂には入らず、下駄箱の音楽室専用スリッパに履き替えるのだ。どこからともなく、人数が増えてきて一安心である。
O先生の音楽の授業は今日が初日。にも関わらず、見事、全員、音楽教室に集合できた。
これから始まる1年間の授業のガイダンスが行われた。
2時間目は体育だ。音楽教室からもどり、体操服に着替え、さらに体育館まで移動する。10分以内にこれを完了できるのは真の勇者だけだ。心配した体育の先生が教室にようすを見に来て、生徒のようすを見守っている。
無事、着替えを完了して、勝ち誇る勇者A・B・C。
などと、やっている場合ではない。体育館へ急げ。
今日の授業はa組からc組までの3クラス合同である。
整列して礼をする。
先生から授業のことについて、注意点を教えてもらう。
勇者はしっかり聞いている。集中力が10アップだ。
集団行動の練習もした。これは「前へならえ」。
そのあと、みんなで体操をして、ランニングをし、
5月に迫っている体育大会の準備のために、ビデオを見て、イメージをふくらませ、闘志を高めた。ステージ3は堂々のクリアだ。
体育館からもどり、今度は学生服への逆着替えだ。気のせいか、だんだんすばやくなっているような気がする。
K先生の英語の授業は今日で2回目である。
電子黒板で、英語の時間にもってくるものの確認をする。
プリントが配られた。いずれiPadの技術をマスターすると、電子データとして配布されることになる。
プリントの一つは、ノートの取り方、作り方を説明するプリントだ。これを参考に、しっかりとノートを作らないといけない。
勇者のやる気と経験値が2上がった。
その後、初日にだした課題のチェックが行われた。
休憩時間の廊下は中1生だらけである。(あたりまえか?)
教室移動のない休憩時間のためか、みんなくつろいでいる。本日のステージ全面クリアもあと少しだ。
しかし、油断は禁物だ。休み時間の間に、4時間目の授業の準備をする。
次は、国語の「しろばんば」の授業である。1年通して、じっくりとこの小説を勉強するのである。
チャイムが鳴って、F先生がやってくる。やっぱり、黙想から始まる。
今日は2回目の授業で、まず、前回の宿題の提出から始まる。小説の舞台となっている場所の地図を書いてくる、というもの。
宿題を回収すると、今度は新しい宿題がだされた。
言葉調べである。小説にでてくる難しい言葉の意味を、それぞれが辞書で調べてくるのである。
4時間目の授業中の中1の廊下。5クラスで勉強中である。
授業が終わると、終礼がある。副担任のW先生がやってきて、今日1日の反省や連絡をする。
とくに大切なのが、あさって月曜日の授業の準備・宿題の確認である。
勇者が宿題を忘れるわけにはいかない。自分のプリントにメモをとる。
これが宿題確認用のメモ。しっかり、確認することができた。今日一日で、勇者のレベルは相当あがったぞ。
終礼がおわると、下駄箱で靴に履き替えて、
さあ明日は日曜、さっさと帰ろうと思ったら、雨が降っていた。勇者のテンションが10下がった。
授業が始まるってことは、ノートを新調することなのである。
だが、ノートの値段もなかなかのものである。普通に買えば1冊130円、これを5冊も買えば、650円になる。
売店ノート界の大御所は本校オリジナルノートである。表紙に校章が燦然と輝いており、風格は半端ない。その分、5冊まとめても650円。
全国文具界の白鳳ともいえる「コクヨ」のノートは5冊で550円と、本校オリジナルノートより100円安くなっている。(値段、見えます?)
だが、文具界の嘉風、「キョクトウ」(アルファベットで書くと、KYOKUTOとなり、KOKUYOと少しだけ似ているのが不思議、あくまで個人的見解です)は、5冊セットでなんと250円と、価格破壊路線を突っ走っている。売店担当の職員の方に聞くと、今、ノートで一番売れているのは、これだそうだ。要するに、愛光生は親孝行なのだ。まあ、そういう結論です。
テレビの影響か、俳句が気になってしょうがない。右の俳句、切ない感じのすてきな俳句の予感はするのだが、季語がないじゃない?と思っていたら、「猫」(もしくは「猫の子」)が季語でした。一年中、にゃんにゃん、泣いてるのにね。