台灣・道明中学高級学校訪問2014.12.23(火)~12.29(月)
愛光学園と経営母体を同じくする聖ドミニコ修道会の学校が,世界には数多くあります。本校は,その中の一つ,台灣・高雄にある道明中学高級学校と,交流することを目的とし,姉妹校の提携を結んでいます。
毎年夏には道明生が本校を約1週間訪れ,自宅生の家庭にホームステイしながら,授業に参加したり,クラスで交流をしたり,また放課後には部活動を見学し体験するなどしています。また,松山城や道後温泉,土曜夜市などを愛光生が案内する交流も行っています。
また,毎年冬には,愛光生が道明を約1週間訪れ,道明の生徒と交流しています。
2014年冬の訪問でも,ホームステイをしながら,道明で組まれたプログラムに参加しました。ある日は授業に参加し,またある日は校内の歌唱コンテストや学園祭に参加,また日本語クラブの生徒と交流を図ったり,道明生と台南市へ観光に出かけました。
交流する際の言語はもちろん英語です。愛光生が中国語・台灣語を分からないことと同様に,道明生は日本語が分かりません。共通の漢字文化圏ですから,時には漢字でのやりとりもしますが,やはり英語は欠かせません。中学1年生から高校生まで皆,培った英語力を駆使してコミュニケーションをとります。外国語を通しての会話は当然難しさを感じますが,愛光生も道明生も挑戦する気持ちを忘れずに,前向きに取り組んでいます。経験した生徒の多くは,皆一様に英語の大切さを学び,交流することの楽しさを通じて,英語を学ばなければならないと強く思うようになったそうです。生徒の中には,中国語を勉強したいと強く感じて,NHKの中国語講座で学び始めた生徒もいます。
異文化を若い時に体験することは,やがて世界へとはばたく愛光生にとって欠かせないものではないかと感じています。世界が広いことを肌で感じる。他国に出向き,現地の食,水,空気,文化に触れ,広い視野を養う。また,そうすることで,愛する国・日本をもう一度見直すことにもなり,日本の素晴らしさや歴史,文化に触れることにもなります。
国境を越えて友達を作る。今回もまた,世界的教養人を目指してこの経験をすることができました。
(文責・国際交流委員会)