過去のチュータのひとりごと

(2017/02/05)チュータのひとりごと 第516回(サッカー部の応援)

 小学生の頃,ソフトボールが盛んで,当時のスポーツと言えばソフトボールしか思い浮かばない。

 体力と技術がなかったので,打撃のほうは今一つであったように記憶している。守りのポジションはショートかサードであった。

 サードを守っていたときに,鋭い打球を捕りそこねて,骨折や突き指をし,いまだに,右手の中指が曲がりきらないし,小指も変形している。グラブが球に届く前に,右手が出てしまったのだろう。

 守備の方が好きではあったが,打撃同様,大してうまくはなかったことが分かる。

 

 わたしはソフトボールしか興味がなかったが,長男が小・中・高と,サッカー部に入部していた影響もあって,本校のサッカーの試合の応援に出かけることが年に数回ある。

 

 昨年の12月に行われた新人戦の第2試合を応援に出かけた。

 この時期は,高ⅠE組の生徒が補習を行っているので,朝のHRの時間にクラスを訪問し,5分間,徳育について,スピーチをすることにしている。

 

 その日もスピーチを終えて,9時30分に学校を出発した。会場に到着すると,後半戦が始まるところであった。

 応援団席を見て驚いた。まず,愛光の「のぼり旗」が風にはためいている。

 応援団はご父母,在校生,中学生のサッカー部員,総勢50名くらいであったろうか。

 応援席に座ると部員のお母様が温かいコーヒーを持ってきてくださった。これで寒さが吹っ飛んだ。

 以前,廊下で昼休みチェックをしていた時に,生徒から,「寒いでしょう。どうぞ。」と言って,温かいお茶を差し出された記憶がよみがえった。

 後半戦が始まった。太鼓とメガホンで応援する姿は相手ティームよりも勝っているように思えた。

 

 試合は惜しくも敗退したが,選手と応援団が一緒になって頑張った試合であった。

 

 試合後,近くのレストランで,選手や応援の生徒と一緒に「肉うどん」をいただいた。

 何と,保護者が席を確保してくださっていたのである。

 

 選手の一人から,応援に参加したということで,「CHUTA」とネームが入っているキーホルダーを記念にいただいた。部員全員の写真も添えられていた。

 応援に参加して,試合で感動させてもらった上に,このキーホルダーでさらに感動し,冬の海から吹きつける風を受けながら,サッカー部員の午後の健闘を祈って帰校した。

 校内で,高Ⅲ生と高ⅠE生の学習が続いていたからである。

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