毎年,寮生の校長(寮長)面談を1年間かけて行っている。
今年度も,中1,中3,高Ⅱの3学年の面談を実施することにした。
4月に入寮式を終えたばかりの中1寮生の面談を始めた。最初は4月と5月の2か月間かけてと思っていたが,学校や寮のことを早く知ってもらおうと思い,4月中に終えるよう計画を変更した。
普段は1週間に2度寮に出向くのだが,この頻度では,4月中に中1寮生全員の面談は終了しない。
そこで連休が始まるまでに,できるだけ回数を増やして実施することにした。おかげで,連休が始まる前日に全員の面談を終了することができた。
面談内容の一部を紹介しよう。
自分の長所と短所
志望大学と将来の夢
いじめや,いやがらせに対する注意
学習面,生活面で困っていることは?
本校に入学して小学校と大きく異なる点
生徒たちに質問をし,その答えから話が広がっていく。一人ひとりがそれぞれの価値観を持っている。
もちろん,指導をしなければならないことも多々あるが,生徒と面談をすることによって,自分とは異なった価値観に遭遇する。
これが,教員の醍醐味であるとわたしは思っている。
自分の価値観が,生徒と面談を重ねることによって,より広まったことは事実であり,生徒から学んだことは多い。
面談は,生徒の励ましになるのはもちろんのこと,教員にとっても有意義な体験となるのではないかと思う。
中3,高Ⅱ寮生の面談も頑張りたい。