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(2017/10/22)チュータのひとりごと 第538回(全国私学教育研究集会挨拶)

 10月19日(木)と10月20日(金)の二日間,市内のホテルを会場にして,全国私学教育研究集会愛媛大会が開催された。

 開会の歓迎挨拶を紹介したい。

 

 皆様,こんにちは。

 全国私学教育研究集会愛媛大会開催にあたり,中国・四国地区及び愛媛県私立中学高等学校連合会を代表いたしまして,ご挨拶申し上げます。

 まず初めに,7月に発生した九州北部豪雨により被災された皆様に,心よりお見舞い申し上げますとともに,被災地の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

 さて本日は,公務ご多忙の中を,中村時広愛媛県知事の代理として原昌史(まさのぶ)副知事に,松山市から野志克仁(のしかつひと)市長の代理として梅岡伸一郎副市長にご臨席賜りました。心より御礼申し上げます。

 また,校務でお忙しい中を,全国各地からここ松山に大勢の皆様にご参加をいただき,愛媛大会が盛大に開催できますことは大きな喜びであります。開催地区,中国・四国の私学を挙げて皆様を歓迎いたします。

 さて,今年,愛媛では,9月30日から10月10日まで,第72回国民体育大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」が開催されました。

 その余韻覚めやらぬこの松山で,全国私学教育研究集会の開催当日を,「感動・喜び・イキイキワクワク」で迎えることができました。

 また,今年は松山が誇る俳人正岡子規の生誕150年という記念の年にあたります。

 「春や昔 十五万石の 城下哉」と城下町松山を詠んだ句,

 「初汐や 松に浪こす 四十島」と夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場するターナー島,正式名「四十島」を詠んだ句

 いずれも正岡子規の俳句であります。

 現在,東温市にある「坊っちゃん劇場」では,正岡子規と夏目漱石が松山で共に過ごした52日間を描いたミュージカル「52 days」が上演されています。

 本日の教育懇談会で,「坊っちゃん劇場」にお願いして「52 days」の一部を上演していただくことになっておりますので,皆様,ご覧ください。

 私立学校は,ヘレンケラーの名言,「Life is an exciting business and most exciting when it is lived for others.」(人生は胸躍るものです。そして最もワクワクするのは人のために生きるときです。)という言葉にある通り,世のため人のために役立つ人材を輩出してまいりました。

 さらに,彼らに続く生徒たちを育成し,今後も,日本,そして世界に役立つグローバル人材を育成するために,それぞれの学校のビジョンを持ち,常にチェインジとチャレンジ,変革と挑戦を重ねてまいりましょう。

 今大会のテーマは,「時代を先取りする私学~こころざしは高く,根は深く~」です。常に先頭に立って日本の教育を推し進めてきた私学が全人教育の根をしっかり張り,これからの社会が私学に寄せる期待に,高い志を持って応えてまいりたいと思います。

 最後に本大会の開催にあたり,ご尽力いただきました関係各位の皆様に深く感謝申し上げますとともに,テーマ,「時代を先取りする私学~こころざしは高く,根は深く~」のもとで,二日間の研究集会が実り多い機会になりますことをご祈念申し上げて歓迎の挨拶といたします。

 

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