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(2017/10/29)チュータのひとりごと 第539回(全国私学教育研究集会愛媛大会(1) 平成29年10月19日(木)・20日(金))

 前回の「ひとりごと」で,全国私立中学高等学校・全国私学教育研究集会愛媛大会の歓迎の挨拶を掲載したが,実際の大会の内容を紹介したい。

 

 全国私学教育研究集会は毎年開催されており,全国を8ブロック(北海道・東北・関東・東京・中部・近畿・中国四国・九州)に分け,持ち回りで毎年開催されている。

 担当になったブロックの中で担当県が決まると,日本私学教育研究所と協力して,企画・運営を行う。

 

 今年は中国・四国地区の担当であった。

 前回は中国地区の島根県で実施したため,今回は四国地区ということが決まっていた。

 約2年前に,四国のどの県で研究集会を開催するかという相談を行った結果,会場や交通の便などを考慮し,本県の松山で実施することを決定した。

 

 愛媛の私立学校の力を結集して全国大会を実施したい旨,私学の校長会に図ったところ,全ての私立中学・高等学校の校長が快く引き受けてくださった。

 

 中国地区と共催ということになっているので,中国地区には,参加者数の確保という点でご協力を願った。これも,快く引き受けてくださった。

 

 まず,研究目標を設定することにし,校長会で検討を重ねた結果,「時代を先取りする私学~こころざしは高く,根は深く~」に決めた。

 会期は平成29年10月19日(木)と10月20日(金)の2日間とした。

 9月30日から10月10日まで,第72回国民体育大会「愛顔(えがお)つなぐ愛媛国体」が開催されるので,その後に設定したのである。

 実施要項には,前回紹介した研究集会の「実行委員長挨拶」と一部重複する部分もあるが,次のような「歓迎のことば」を掲載した。

 

愛媛大会へようこそ

 

 俳句の街,文学の街,出湯の街,ようこそ松山にお越しくださいました。

 松山市は,松山城を中心に,西は瀬戸内海に,北東は高縄山をはじめとする山々に囲まれた四国最大の都市で,松山空港・松山観光港・JR松山駅から,いずれも30分程度で中心部にアクセスできる,コンパクトで暮らしやすい街です。また今年は,松山が誇る俳人正岡子規の生誕150年という記念の年にあたります。

 

 愛媛県では,9月30日から10月10日まで,第72回国民体育大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」が開催されました。「君は風 いしづちを駆け 瀬戸に舞え」のスローガンのもと,多くの熱戦が繰り広げられ,県民総出で声援を送りました。

 その余韻覚めやらぬこの松山で,「平成29年度第65回全国私学教育研究集会愛媛大会」開催当日を,「感動・喜び・イキイキワクワク」で迎えることができました。お世話になりました関係者の方々と,全国からお集まりいただいた皆様に感謝申し上げます。

 

 今大会のテーマは,「時代を先取りする私学~こころざしは高く,根は深く~」です。常に先頭に立って日本の教育を推し進めてきた私学は,今,チェンジ&チャレンジを求められています。全人教育の根をしっかり張り,これからの社会が私学に寄せる期待に,高い志を持って応えてまいりましょう。

 

 1日目の全体集会では,俳句の街ということで,松山市在住の俳人,夏井いつき先生をお迎えし,「夏井いつきの句会ライブ~認めあう,伝えあう,俳句の力~」と題してご講演いただきます。また,日本私立中学高等学校連合会と一般財団法人日本私学教育研究所から,「教育政策と私学情勢について」と題し,中央情勢報告を行います。

 2日目は,私学運営の柱となる6つの部会を設け,時代に合ったテーマを用意いたしました。皆様の活発な議論を期待しています。

 

 「時代を先取りする私学~こころざしは高く,根は深く~」と題した研究集会が,ご参加くださいました皆様の心に残る会になることを願いまして歓迎の挨拶といたします。

 

平成29年10月19日

全国私学教育研究集会愛媛大会

実行委員長 中村道郎

(愛媛県私立中学高等学校連合会会長)

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