過去のチュータのひとりごと

(2018/06/10)チュータのひとりごと 第560回(高ⅠE早朝講話)

 本校は4月28日からゴールデンウイークに入った。

 中1寮生は入学してから初めての帰省である。目を輝かせ,胸躍らせて自宅に向かった様子はいとも簡単に想像できる。

 実は28日に授業が行われる学級が一つある。

 高ⅠE組で,授業進度のことを考え,3日間の補習が組まれているからである。

 

 高ⅠE組の生徒は中学から入学した生徒と違い,CLE(Christian Life Education)の授業を受けることがない。

 学校の二本柱,知性と徳性のうち,徳性を育てる授業を受ける機会が少ないのである。

 これを何とかしなければならないと考え,校内で高ⅠE組の生徒だけが学習をしている日の早朝に10分間の講話をすることを思いつき,数年前から実施している。

 1年間で17回ほどの講話ができる。

 講話の内容は「建学の精神」はもちろんのこと,徳性にかかわるあらゆる分野の話をする。主には,過去の「入学式」や「卒業式」,さらに,「チュータのひとりごと」で述べた,自らが熱を込めて話をできるテーマを選んでいる。

 今年度の4月は6度の機会があり,次のようなテーマで話をした。

  4/2  われらの信条  

  4/3  入学式に咲いた一輪の桜

     4/5  学ぶ機会に恵まれた者の責任 下宿生の話

        4/6  いじめに関する講話

     4/28  感謝と祈り

        4/30 アインシュタインとケネディ大統領の話

                     ケニアを訪問した怠惰な日本人学生の話

 

 4月30日(月)の連休に入る前の高ⅠE組の生徒たちの顔は間違いなく輝いていた。入学時の輝きを3年間,そして,その後の人生で忘れないでほしいと述べて話を終えた。

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