ブックタイトルaiko_annai

ページ
3/20

このページは aiko_annai の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

aiko_annai

われらの信条われらは、世界的教養人としての深い知性と、高い徳性を磨かんとする、学徒の集まりである。学問に対する情熱と、道義に対する渇望とは、われらの生命である。幾千年にわたる、人類苦心の業績──この高貴なるものに寄せる愛情と尊敬、これを学びとるための勤勉と誠実、これを伝え、これに寄与するための忍耐と勇気とは、われら学徒の本分である。かくて、高貴なる普遍的教養を体得して、世界に愛と光を増し加えんこと、これがわれらの願いである。輝く知性と曇りなき愛愛(Amor)と光(Lumen)の使徒たらんこと!これが、われらの信条である。田中忠夫初代校長によって起草された、愛光学園の建学の精神。1期生以来、暗誦され、人生の指針となっています。田中忠夫初代校長の胸像建学の精神愛光中学・高等学校校長中村道郎初代理事長ヴィセンテ・ゴンザレス神父様は、『愛光20年誌』の中で、学校設立の根本的精神について、―カトリックの精神に則り、ドミニコ会の精神に従って、道徳的な点に力を入れて、新時代の日本にふさわしい全人教育を青年たちに与えるということ。―と述懐しています。ここでいう「全人」とは、人間文化の六つの方面、つまり、学問、道徳、芸術、宗教、身体、生活の分野のそれぞれにおいて、円満かつ完全に人格を発達させた人間のことを言い、それぞれの理想を真・善・美・聖・健・富としています。この創設の理念を受けて、初代校長田中忠夫先生が起草した「われらの信条」(上記)が、愛光学園の根幹をなす「建学の精神」です。本校にはミッションスクールとしての二つの使命があります。?高い知的レベルの教育を授けて、社会の要望に応えること?高い道義的理念を掲げて、日本と世界に光を与えることこの使命を達成するために、「世界的教養人としての深い知性と高い徳性を兼ね備えた愛と光の使徒」を育成すること、これがわが校の不易の責務です。「世界的教養人」とは、一流の難関大学にも入学しうるような深い知性と、世界のどこへ出しても恥ずかしくないような高い徳性を備えた人間のことです。「愛と光の使徒」における愛は徳性を、光は知性を表しています。したがって、愛光学園は「徳性・知性学園」と言い換えることもできます。そして、使徒とは、磨かれた知性と徳性を、自分を越えたある何物かにささげることのできる人間を意味しています。これらのことを考え合わせると、愛光学園の教育の根本精神は、全人格的陶冶を基幹に、高い徳性と深い知性という二本柱を持つ「世界的教養人」を育成することです。今後も、「change(変革)」と「challenge(挑戦)」を重ね、「世界的教養人」、「愛と光の使徒」の育成に真摯に取り組んでまいります。AIKO GAKUEN 01