チュータ日誌

(2018/08/12)63期アメリカ語学研修・最終日

遂に最終日を迎えてしまいました。最初はどうなることかと緊張からの始まりでしたが,終えてみるとあっという間でしたね。

それぞれお世話になったホストファミリーが送ってくださり,最後のお別れをしました。

ある生徒は体調を崩し,引率の私達にどうするかを聞くため家とスタディーセンターを行ったり来たりして対応をして頂きました。

またあるご家庭ではホストファミリーは,愛光生に英語で通じているのかどうかが分からず,引率の私達に確かめる方もいらっしゃいました。しっかりと聞き直すことをお互いに確かめながら進めていくということを再確認しました。

全家庭のホストファミリーが愛光生に気持ち良くアメリカでの生活を終えて欲しいと,できるだけ子供達の想いを引き出しながら日々の生活を本当に良いものにしてくださいました。

あるホストファーザーに言われたことがあります。アメリカのお父さんお母さんは子供達に多くの選択肢を与える。これをやりたいかあれはどうかと,本当に多くのことを与える。時に与えすぎる程与える。その中から自分が考え自分が行動することを学んで欲しい。そういう想いで愛光生にも接したと話してくださいました。

アメリカの多くのご家庭では愛情たっぷりのハグハグハグ,キスなどで本当に愛情表現豊かに子供には接するそうです。日本の文化とは全く異なる部分は多くあります。アメリカの家庭での体験が,愛光生にとって英語以外の学びをしてくれたと私は信じています。

本当にありがとうございました。

ジェニファー先生,ハンター先生,アリス先生,ナタリー先生,本当にありがとうございました。そしてコーディネーターのローラさん本当にありがとうございました。ローラさんは毎年,一年前から愛光生のプログラムの計画や準備を進めてくださっています。いつも気配りをされて本当に頭が下がる思いです。感謝申し上げます。

私達はスタディーセンターを後にしてサンフランシスコ市内へと向かいました。

ここは聖ドミニコ修道会の教会です。

マイケル神父様にお会いすることができました。

2年前まで愛光学園にいらしたネルソン神父様のご友人です。愛光生を温かく出迎えてくださり,1923年に建造された荘厳な教会を見せていただきました。

ユニオンスクエアで昼食を各自で取りました。

ユニオンスクエアのシンボルであるハートマークの前でパチリ!

後に科学博物館を訪れました。カリフォルニアの自然やアマゾン流域に生息する生物や植物の展示や紹介がなされている博物館です。目の前を放し飼いにしている蝶や鳥が行き来したり,熱帯の植物を見ることができました。

さすがは愛光生,興味深々で見入っていました。

最後にツインピークスを訪れサンフランシスコ市内を眺望しました。絵になる街・サンフランシスコ。アメリカの中で最も食文化が豊かと言われる州・カリフォルニア。そこはまるで芸術や感性を磨くために生まれた街であるかのように,情熱に溢れ,感受性豊かな人々が集い,穏やかで豊かな生活を送っていました。多国籍の人々が互いに肩を寄せ合い,平和を希求する中で生まれた文化は,私達愛光生に大きな物をもたらしてくれたと思います。

ここに集った63期生たちは,とてもシャイであるけれど,しかし何かを求めてアメリカの地にホームステイにやってきました。とても勇気のある立派な生徒たちでしたし,このことを誇りに思っています。きっと多くのことを学びとってくれたことは,彼らの表情や行動で見て取れます。日本に帰ってまた新たな1ページを刻むべく,努めてくれることでしょう。

失敗や成功を繰り返して成長を遂げて欲しいと願っています。これは教師だけでなく保護者の方々も同じ想いではないでしょうか。

今回子供達はアメリカで研修できる機会を幸運にも得ることができました。様々なことがありましたが,成長の機会と捉え,これを機に大きく飛躍して欲しいと願うばかりです。快く参加を承知し応援してくださった保護者の方々,このプログラムを成功に導くべく,準備からホストファミリーの募集,ならびに対応をしてくださったローラさんを始めとするピープルリンクの方々,そしてホストファミリーの皆さま,そして関係者の方々,本当に感謝申し上げます。子供達は明日,日本へ帰国します。お付き合いくださった方々,本当にありがとうございました。これをもちまして2018年・63期アメリカ語学研修の報告を終了申し上げました。ありがとうございました。【文責・国際交流委員会:栗林政貴】

アーカイブ

All Rights Reserved Copyright AIKO educational institution