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校長挨拶


第四代校長(2007年~)
中村 道郎
皆さんこんにちは。
学校長の中村道郎です。

最初に、学園の建学の理念とも言うべき「われらの信条」について触れておきましょう。
「われらの信条」の中で大切な言葉は、「世界的教養人」という言葉と、「愛と光の使徒」、つまり、 愛と光をもたらす人という言葉だとわたしは考えています。
愛光生が学校教育として目指すのは、「世界的教養人」でありますが、宗教的人格、つまり、 人間の本質的な究極の目標ということになると、「愛と光の使徒」ということになります。
それでは教養人という言葉はどのような意味を持っているのでしょうか。

教養という言葉を辞書で調べてみますと、「文化に関する、広い知識を身につけることによって養われる心の豊かさ・たしなみ。」 と定義されています。
真の教養人となるためには、学校のカリキュラムのどの教科にも 真面目に取り組まなければならないことは言うまでもありません。
しかも、単に知識を身につけるだけでなく、それ以上に考える力をつけること、そして、 自ら問題点を発見していく姿勢を身につけることが必要です。
そして、愛光学園の「われらの信条」にある「世界的教養人」は、教養人の上に世界的という言葉がついているのですから、 ハイレベルな「深い知性と高い徳性」を身につけることが要求されているのだとわたくしは考えています。
愛と光の使徒
次に、「愛と光の使徒」についてですが、 「愛と光」とはキリストの言う「愛と光」であることは言うまでもありません。
「世界的教養人」を目指す人間が、慈愛の心を持ち、世の光となって、他人のために光を与える「よき社会のグローバルリーダー」 となることを期待して使われている言葉と言えます。
アインシュタインが述べた「人間は他人のために存在する。」・「We exist for our fellow-men.」 という言葉そのままに生きることのできる人間を育てたいという夢の実現を本校は目指しているのです。


そして、学校生活で何よりも大事なことは、自分の将来の目標、つまり夢を早く持つことです。
そして、一旦、その目標を決めたら、そこから困難な夢の実現に向けて、一歩一歩着実に努力を続けましょう。
「続いてこそ道」とか「継続とは力なり」という言葉がありますが、粘り強く、こつこつと続けることが何よりも大切なのです。
その過程には、崖道のような険しい道もあれば、山道のような難儀する道もあると思います。
もしかすると暗がりの中に入ってしまって道に迷うようなことがあるかもしれません。
しかし、それは神様が自分に与えてくださった試練の道であると思い、試練に耐えて努力を続け、 さらに進んでいくと、必ず一筋の光明が見えてくるはずです。
その光こそ、神様が人間の努力に対してつけてくださる道筋であると、わたくしは考えています。
つまり神様のほうが、「あれだけ努力している人間を放ってはおけない。」と思うところまで、 努力を積み重ねることが大切なのです。 それでは、夢の実現に向けて努力を続けることが可能となる原動力は何でしょうか。
それは、周りにいる友人の有形、無形の励ましであり、ここ愛光学園で生徒を担当する先生方の熱き思いです。
一人ひとりが持つ夢は異なるでしょうが、自分の夢の実現に向けて共に頑張る友人がいるということが、 何よりの励みとなるのです。
友人は宝であると思って、仲良く友情の輪を広げていってください。
特に新しい友人との出会いによって、友情が芽生え、一生つきあえる親友ができることが、 本校に入学した大きな意味の一つであると言えるでしょう。
そして、友人やサポートしてくださる先生方との交流を通して、夢の実現に向け、努力を続けてほしいと思います。
最後に一言
最後になりましたが、本校のホームページについて一言触れておきます。 長期休暇を除く毎週日曜日に、生徒やご父母、また同窓生に話したこと、 また、校長としての考え、体験などを「チュータのひとりごと」に掲載しています。 ぜひ、ご覧ください。
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