58期 岡和馬 台湾には他の国にはない独特の雰囲気があります。街全体がゆったりしていて,開放感があります。住んでいる人達もゆったりしていて,自由なのでホームステイにありがちな”緊張して英語が話せない”というような人は愛光生では誰もいなかったように思います。 台湾では本格的な中華料理が食べられます。これが醍醐味かもしれません。小龍包の他に北京ダックや拉麺が美味しかったです。グルメな人にはビーフンなどの台湾料理をおススメします。 台湾の人達はとてもフレンドリーで,日本人旅行者が道に迷っていると「迷っているんですか?と台湾人に日本語で話しかけられてびっくりした。」なんて話もよく聞きます。又台湾に住む日本人(←ハーフです)は「台湾は世界で一番日本語がよく通じる国なんだよ。」と得意げに言っていました。 二年連続で台湾にホームステイに行ったのですが,二年とも同じ家庭に泊まりました。それはおととしのホームステイの最終日,”Won’t you come to stay our family next time?”と台湾のパパに言われきょとんとしていたら,”Because you’re this good boy!”って言われたからです。英語も中国語もまともに通じなくて手間ばっかりかけてしまったなと思っていたのに,”this good boy!”なんて言われて気分が高揚してしまい,実は行く予定の無かった二年連続ホームステイをこの一言で決めました。 さて,同じ都市に二回観光に行ったのですが,やっぱり有名だったり面白そうな観光地はすべて一回目の時に回っている事に気付いて「高雄は制覇してる」と思っていたのですが,「高雄のことは知っているなら,別の場所に行こうよ」と誘ってもらい、台南に行ってきました。台南は台湾一のマンゴー産地だったり,パーワンという小龍包の中に豚の角煮が入っている中華料理で有名な町で,それらを食べるためだけに遠くの都市からも台南を訪れる人もいるそうです。 愛光と道明は聖ドミニコ会の姉妹校で,その使者として台湾に行って来た訳ですが,一番印象的だったのは台湾にあるお寺でした。佛光山(という名前のお寺)を始めとする台湾4大寺は20m級の大仏(金箔)をもつ大迫力なもので,夢を一つどころか100でも叶えられそうな位強そうな感じです。るるぶとかに載っていないような無名なお寺でも,ビル4階建てくらいの高さの関帝が3人いたりして,規模が日本の比ではないです。全体的に線香の強烈な香りがしていて,大体隣には専用の紙を燃やして穢れをとるという暖炉のような塔が建っています。台湾人はそこに奉られていると言われている仏陀や関帝に向かって本気でひれふしてお経を唱えています。いつもは笑うことや喋ることが大好きな台湾人なのに,神様の前では真剣になる彼等のそのギャップが興味深かったです。 今回のホームステイでたくさんの人に出会えてたくさんの人と仲良くなれました。ホストファミリーや向こうの先生にはかなり迷惑をかけたけれど,彼等には本当の家族のように接してもらえて幸せでした。今年の夏のホームステイでは去年知り合った人達と仲を深めたいと思います。