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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第222回 (修学旅行・植樹)

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 高2の修学旅行では,毎年,富良野市にあるホテルベルヒルズで2泊お世話になっている。

あまり知られていないことであるが,このホテルが修学旅行生を受け入れたのは,愛光の生徒たちが初めてということであった。このようないきさつから,ホテルのオーナーが本校との思い出を大切にしたいということで,2年前から記念植樹をしてくださることになり,今年で3本の「ヤマザクラ」がホテルの庭に植樹された。

すでに植樹されていた2本の「ヤマザクラ」は今年の春,綺麗な花をつけたということであったが,散ってしまったので,生徒も教員も残念ながら花を見ることはできない。

この植樹の際のちょっとしたハップニングについて述べてみたい。

この植樹は,ホテルのオーナーと生徒の代表,そして5担任と学校長,さらに添乗員の責任者が出席して行われた。オーナーの挨拶に続いて引率責任者である学校長の挨拶,そして生徒代表の挨拶が行われた。

わたしは,この挨拶文を前日から準備し,ある程度の練習もしていた。原稿を見る必要もなく挨拶ができることになっていた。

滞在2日目のホテルを出発する直前にこのセレモニーが行われたため,わたしは出発の用意を整えてから,荷物をすべて部屋から出し,集合場所に移動しようとした。荷物を出して部屋を出た直後に,ちょっとしたはずみで部屋にキーを残したまま,ドアを閉めてしまった。自動ロックがかかるので,「しまった。」と思ったが遅かった。フロントに行ってそのことを告げたところ,「後で,キーを取りに行くので気になさらないでください。」という返事であった。わたしは,その時,もしかしたら,キーを差込口に入れていなかったのではないかという思いがよぎった。そこで少し時間をおいてから,もう一度確認をしていただけるようお願いをした。ここで話がややこしくなった。

実はホテルのフロントにいた女性がすぐにチェックをしてくださり,キーはフロントに戻っていたのである。それを再度お願いしたものだから,今度は添乗員が気をきかして,部屋を調べに行ってくださったのである。当然,キーは部屋にはなかった。ここでわたしは少しあわてて,旅行バッグの中からホテルで着用したズボンや衣類を取り出してキーを捜した。どこを捜しても見当たらないので,まずいことになったと,ややパニック状態()になった。そうこうするうちに,フロントにキーが戻っていることが分かり,ほっとしたのもつかの間,植樹のセレモニーの時間が迫っていたので,すぐにその場所へ出かけた。

オーナーの挨拶が終わり,わたしが挨拶を始めたのであるが,最初の言葉が自分の覚えている言葉と異なってスタートしたような気がした。直前のキーのことで,頭がいっぱいで,頭の中がすっかり入れ替わってしまい,準備をしていた植樹の挨拶が抜けてしまったのである。結局,自分がどのように話をまとめたのかよく理解できないまま挨拶が終わった。このような経験は初めてのことであったので,自分でも驚いたのであるが,やはり,話をする際には,落ち着いた雰囲気の中でないと難しいのだということがよく分かった。

挨拶文は下記のような簡単なものであった。

                 ◇

本校が修学旅行のコースの一部を変更し,富良野に来させていただくようになってから7年目を迎えました。ベルヒルズの皆さんが,最初に受け入れてくださった修学旅行生が本校の生徒であったと聞いておりますが,毎年続いてお世話になっています。今後も,よろしくお願いいたします。

修学旅行に出発する前に,生徒たちに「教育とは卒業後の思い出なり」いう名言があるけれども,この修学旅行はその思い出作りのための行事であるということを話しました。その思い出の1ページにこのような記念植樹を加えていただき,感謝しております。

将来,生徒たちがこの富良野の地を訪れ,このサクラの木を見た時に,高校時代のよき思い出に浸ることができ,まさしく「教育とは卒業後の思い出なり」という言葉が具現されることになると思います。

本日はありがとうございました。

 

乗馬.JPG

  体験.JPG

 


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