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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第231回(香港,マカオのカトリック学校訪問(4))

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この学校でも4時間くらいかけて施設や教室の設備を見学した。サオ・パウロスクールもRosaryhill Schoolと同じく,幼稚園から高校の生徒たちが在籍している。教室を訪問すると,幼稚園から高校のすべての教室にプロジェクター,スクリーン,パソコンが設置されている。もちろん,理科の実験室,美術室など,本校で言えば特別教棟のどの教室にも,プロジェクター,スクリーン,パソコンが設置されている。また,約50人が利用できるコンピューター室が6室あり,職員室では各教員がノートパソコンを所持しており,学校全体では800台のパソコンが設置されている。教科書は教員が自分たちで作成するということで,パソコンを操作できないと仕事ができない仕組みになっている。

また,音楽室には移動式の椅子が設置されており,父母がカラオケを楽しむこともできるという。ついでながら,父母の授業参観はいつでも可能で,授業に参加することもできるとのことである。

テレビ番組を制作できる部屋もあり,施設的には恵まれた学校であることがよく分かった。アレハンドロ神父様は,敷地面積では愛光にはかなわないが,設備では負けていないと語っていた。

校長のアレハンドロ神父様は,授業を受けるのは生徒たちだから,授業が良くないと生徒たちから指摘される教員には仕事を続けてもらいたくないと語っていたが,生徒にも厳しい要求をするのと同様,教員にも厳しい要求をする学校であることが分かった。

また,Rosaryhill Schoolと同様,サオ・パウロスクールも,カトリック学校の雰囲気を出すために絵画や写真,そして彫刻,展示物など,様々な工夫が施されていた。

学校見学を終えた後,せっかくの機会だからということで,アレハンドロ神父様がカジノリゾート「ベネチアン・マカオ・リゾート」に案内してくださった。もちろん,神父様は賭け事はなさらない。わたしたちは広大な屋内を見て回るだけであったが,施設の内部の素晴らしさに圧倒されてしまった。夕食はそれぞれが選ぶということで,わたしは店員が日本の居酒屋の店員とそっくりの服装をしている店で「焼きうどん」を注文した。店員の姿を見ると日本人のように思えたので,日本語を話すことのできる店員がいるかどうか質問したら,一人もいないという返事であった。

午後9時30分発の高速船でマカオ港から香港へと向かった。香港,マカオでは出発,到着のたびにパスポートと簡単な書類を提示してチェックを受けなければならない。

翌日は6時にホテルを出発した。出発の際にも出迎えてくださった方のお世話になった。香港国際空港に到着してカウンターに進むと長蛇の列ができている。ノースウエストのチェックインは自動チェックインになっていることに気付いていなかったので,見送りに来てくださった方に迷惑をかけてしまった。しかもゲートに到着してびっくりしたことは,出発時間が20分早くなっていたのである。

こうして無事,成田に到着し,羽田を経由して松山に到着したのは9月25日の午後9時であった。

今回の旅は,外国,特に聖ドミニコ会が経営する外国の学校を訪問できたことに意味があると考えている。この3校が互いに情報交換をし,より良い学校に変化していくことが大切なことであろうと述べて,学校訪問の報告を終えることにする。



幼稚園の教室とアレハンドロ神父様P1000207.JPG
幼稚園の教室。左はアレハンドロ神父様です。
サオ・パウロスクールの情報実習室P1000257.JPG
サオパウロハイスクールの情報実習室。
生徒会のメンバーと記念品交換P1000200.JPG
生徒会のメンバーと記念品交換。
放課後.JPG
放課後の様子です。


2013年1月

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