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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第235回(47キロの体重と少年時代の思い出(2))

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紙から薪に火をつけ,そして「チュウカイ」と呼ばれる握りこぶしほどの石炭に火を移し,その上に粉炭を置くのであるが,この薪の代わりに「松かさ」を使うと,うまく火をつけやすいということが経験から分かった。そこで,この「松かさ」を取るために,友人とよく山に入った。ある時,お宮の境内の松の枝をゆすって「松かさ」を落としていた時に,宮司から枝を痛めるから止めるようにと厳しく注意をされたこともあった。

 また,食事の後片付けはわたしの仕事で,食器を洗う冷たい水で手がしびれたことが懐かしい思い出の一つである。

 更に,新聞配達を小学校の4年生から中学2年まで5年間続けたが,昔は休刊日などなかったので,1年中配達をしたような気がする。この経験が,今の「続いてこそ道」とわたしが好んで使う言葉のよりどころとなっている。

このように,生まれてから小学生の間は食事の内容がまともでなかったことと家事などの仕事が多かったことが,身長もさほど伸びず,体重も大きく増加することがなかった原因であったと勝手に解釈しているのである。しかし,よく考えてみると,このおかげで現在,元気でいられるのかもしれない。体重が少ない分,摂取する食事の量も少なくてすむ。そして,フットワークも「チュータ」というニックネームにぴったりの軽快な()ものとなっているのではないかと,自分では思っている。

ところが,先日,体重計に乗ってびっくりした。49キロを超えていたのである。校内巡回や寮訪問をして,結構動き回っているつもりであったのだが,まだまだ仕事量が十分ではないのか。ただ,最近,午後8時を過ぎて夕食をとることが多くなったことも原因の一つではないかと思っている。いずれにしても,心身ともに健康であることが,仕事に向かうことのできる最高の条件と言えよう。現在,健康であることに感謝し,今後も自分に与えられた仕事を「勇み心」を持って遂行したい。


2013年1月

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