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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第241回(年頭挨拶(平成21年1月8日))

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今回は,生徒に放送で行った「年頭の挨拶」を紹介いたします。

 

あけましておめでとうございます。2009年を迎えました。新しい年が,平和で希望あるものとなることを祈るとともに,元気で新しい年に向かってチャレンジしてほしいと願っています。

 

今年の暦の干支は「己・丑」(つちのと・うし)で,動物は牛があてられます。

(この後,漢字「己」と「丑」について説明しましたが,ここでは省略いたします。)

 

さて,干支からその年を見つめるのも,確かに一つのものの見方かも知れませんが,わたしは,今,世の中に現れている事象を見て,今後の進むべき道を考えなければならないと思っています。

 

昨年始まった,百年に一度という金融危機は,わたしたちがお金に対する考え方を変えなければならないという警鐘ではないでしょうか。

 

教育の理想といわれている,真・善・美・聖・健・富の6つの文化価値の6つ目の富の教育は,富のための富,儲けんがための教育,そのようなことになってはならないのです。

 

キリストの言葉にも「汝ら神とマンモンとに兼ね仕うることあたわず」とあります。マンモンとは,英語mammon[マモン]で,「強欲」を司る悪魔のことです。また,ドイツの哲学者,テオドル・リップスは,「富は,その人が精神的に消費しうる程度に持たしめよ。」と述べています。

 

これらの言葉は,富を持つことは素晴らしいことではあるけれども,その使い道を考えなければならないことを教唆する言葉であると思います。富は人のために生かされてこそ初めて意味を持つのです。

 

ここで,経営の理念について触れてみましょう。「高く仕入れて安く売る」,これこそが単純明快な経営の理念であるとわたしは考えています。つまり,高く仕入れて生産者を喜ばせ,安く売って消費者を喜ばす。その両者の喜びが社会を動かしていくのだということです。

この「高く仕入れて安く売る」の精神は,利他の精神,助け合いの精神,そして,「われらの信条」の中で述べられている「愛と光の使徒たらん」という精神と相通ずるものです。つまり,人は他人のために存在するという考えが底流にあるのです。

 

ある会社の社長は,「高く仕入れて安く売る」のでは,経営は成り立たないと言っておりましたが,わたしは,この「高く仕入れて安く売る」という経営理念こそ,世界の経済を動かす根本理念だと思うのです。 (この話は「チュータのひとりごと」第203回でも触れています。)

 

今回の話は,現在の皆さんに直接には関係のない話と思われるかもしれませんが,皆さんの富に対する倫理観は重要なことだと感じ,話題として取り上げました。

 

社会の動きだけではなく,自分の身に降りかかってくる出来事は,次に何をしたら良いかということを考えるきっかけを与えられたと思って,常に前向きな人生を送ろうという気持ちを持つと,次第に道が開けてくるものです。日々(ひび),それぞれの考え方を正す姿勢を忘れないでほしいと思います。

 

最後に51期,高Ⅲ生の皆さん,いよいよ,センター試験が目前に迫ってきました。毎日,懸命に努力を続けていることと確信しておりますが,自分を信じ,最後の最後まで,緊張感を途切れさすことなく,学習を続けてください。必ず良い結果に繋がります。心から健闘を祈ってやみません。

 

それでは全生徒の皆さん,今年も共に頑張っていきましょう。


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