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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第300回(台湾 高雄(カオシュン) 道明中学・高等学校 本校訪問(3))

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英文パンフレットを用意できるので,すぐに取りにくるようにというありがたい話をもらい,松山城のロープウエイ出発口のすぐ近くにある事務所へ向かった。台湾語で書かれている松山市の観光パンフレットもいただき,学校へ帰ってから,先生方や生徒たちに配布をして,翌日の訪問までに読んでおいてほしいとお願いをした。

 その日の放課後遅くに,わたしを訪ねてコンベンション協会から来客があるということで,応接室でお会いした。コンベンション協会に勤務する本校8期の卒業生であった。

 本校が台湾の学校と交流をするという話は,愛媛新聞の記事と南海放送のテレビニュースですでに分かっているとのことであった。そこで,同窓生として力になることが出来ればということで,わざわざ学校まで出向いてくださったのである。しかも,松山市は台湾と交流を深めようとしているので,市長を表敬訪問されてはどうかという提案もしていただいた。

 これには少し驚いたが,道明中学・高等学校の先生方や生徒たちにとって,大変栄誉あることではないかという気持ちになって,計画を進めた。ところが,どうしても市長のスケジュールと道明中学・高等学校のスケジュールを合わすことができなかった。ただ,一部の生徒と引率の教員4名ということであれば,20分ほどの時間を作ってくださるとのことで,表敬訪問が実現した。訪問をして,松山市が台湾との交流を深めるため,いかに努力をしているかが市長の話で良く分かった。市長は多忙を極める中,わたしたちの訪問に時間を割いてくださった。ホームページ上の紙面を借りてお礼を申し上げたい。

 話は松山城の見学にもどるが,城山の案内は台湾語を話すボランティアにお任せした。説明後,天守閣にはそれぞれが登ることとなった。途中,鎧を試着(?)できることに大変興味を持った数名の生徒たちが,職員の手助けを借りて,鎧を着用していた。

 この日は晴天で,夏の太陽に負けそうになりながら見学を終えた。見学後,バスで学校へもどり,茶道部の部活に参加した。茶道部員が張り切っており,実際の光景を目にすることはなかったが,よい交流ができたのではないかと思う。

 四日目の午前中は音楽と英語のレッスンを受講した。そして,先ほど述べたように,7名の生徒と4名の引率の先生方,さらには理事長,篠﨑旦教諭とわたしで市役所を訪問し,市長から歓迎の言葉があった。道明中学・高等学校校長の張艶華先生は,市長を表敬訪問できることは,大変栄誉あることと大変喜んでおられた。

 五日目はホームステイの家族とお別れをし,中島へ向かった。中島には聖ドミニコ会が所有する「海の家」があり,そこで一泊をして水泳やバーベキューを楽しんだ。

 六日目には中島から帰って,大きな荷物をドミニカンセンターから引き取り,バスで広島へ向かった。広島で市内見学をして,関西空港から台湾へ帰国する計画であった。

 ホームステイでお世話になった自宅生のご家庭の皆様に,「学校にとっても初めての経験で,いろいろととまどう点もあったのではないかと思うのですが,道明中学・高等学校の生徒たちの喜び,満足する姿がすべてであったということで,お許しいただきたいと思います。本当にありがとうございました。」と,この場を借りてお礼を申し上げ,道明中学・高等学校の訪問についての報告を終わりたい。

 


2013年1月

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