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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第332回(愛光学園関東地区同窓会第8回総会)

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愛と光を「よもだ」でつなぐ

 

 

 関東地区の同窓会が6月25日()の午後6時から,東京の「アルカディア市ヶ谷」で開催された。2年に1度開催されるこの同窓会総会に,わたしは校長就任後,一度も参加していないことが気がかりとなっていた。

昨年度,原宿で行われた役員会に参加し,今年の総会には必ず出席させていただくことを約束していたので,他のスケジュールとの調整をして参加させてもらった。

6月には,地区別懇談会が各地域で開かれるため,週末はスケジュールで埋まってしまう。これが,東京や大阪の同窓会に参加できない理由である。今年は高3の懇談会を加川高校教頭にお任せしたため,同窓会の出席が可能となった。

「アルカディア市ヶ谷」は私学の全国校長会が行われることもあり,これまで何度も訪れた場所であったので,交通の心配はなかった。有楽町から地下鉄で行くのが距離的に短いというのは何となく分かるのだが,地下鉄の工事が続いていることと,地震のことを考えて,JRの秋葉原で総武線に乗り換え,市ヶ谷に行くことにしている。ただ,秋葉原の駅で,階段を間違えると,反対方向に向かう電車のホームに出てしまうことがよく分からず,最初のうち,階段を上ったり降りたりした記憶がある。伊予鉄道ではこのようなことは決して起こらない。田舎から出ていくと,このようなケースがたびたび起こるので,皆,くたびれてしまうのではないだろうか。

学校からは,ホアン理事長をはじめ3名の教員,そしてご退職された先生が出席していた。最初に理事長の挨拶があり,続いてわたしの挨拶である。わたしは,この挨拶の中で,「われらの信条」を暗唱し,その後,学校の近況を報告するつもりで壇上に立った。ところが,会場はテーブルのみで,全員が立ったままの状態で話を聞いていたため,長くなっては申し訳ないと思い,「われらの信条」の暗唱が終わったところで,「学校の近況についてはテーブルを回ってお話をさせていただきます。」と結んだ。これほど短時間で終えたスピーチは,いまだかつて一度もない。しかし,やはり,全体の前できちんと,学校の近況をお話しておいたほうがよかったと,会が終わってから反省することになってしまった。それは,スピーチで述べたとおり,テーブルを回ってお話をさせていただいたのであるが,あっと言う間に時間が過ぎてしまい,すべてのテーブルを回ることは不可能であったからである。気がついたときには,閉会の挨拶で,結局,10足らずのテーブルで話をさせていただくのみで,会が終了した。終了して,はっと気付いたことは,会場に用意された飲食物に全く手をつけることができなかったということであった。

最初に食べておくべきだったと後悔したが,関東地区の同窓生の皆様とお話するために松山から出てきたのであるから,これでよかったのだと思い直し,市ヶ谷駅近くのカレー店で夕食をとった。

同窓会に出席して驚いたことは,300名を超える出席者のうち,今年の3月に卒業した53期同窓生が50名以上参加していたことである。同窓会の役員の皆様が,大学生にも参加を募り,参加会費なしにしてくださったと聞いている。ありがたいことではないか。このような工夫があってはじめて同窓会も盛り上がっていくのであろう。役員の皆様方に頭の下がる思いがした。

わたしは常々,教育は「親と子と先生」の三位一体で行うべきであるという話をしているが,実は同窓生の力を借りることも多い。キャリア教育の要である「LOB Bank」の講演や,進路探求旅行などでも大変お世話になっている。生徒たちは,同窓生の人生の歩みに触れ,勇気とやる気をもらう。

現役生だけではない。卒業生たちが,社会現場でお世話になることも多いと聞く。社会での現場力を身につけるときに,手を差し伸べてくださる同窓生の力が大きいのである。そのような話をあちこちで耳にする。

今後も様々な形でご協力をいただくことをお願いして,関東地区同窓会出席の報告としたい。


2013年1月

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