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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第339回(文化祭テーマ 「奏」)

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今年の文化祭の開催日は9月11日()であった。体育大会と別日程となって3年目を迎える文化祭,テーマは「奏」である。

後期補習が8月24日()から始まってはいるものの,準備期間は短い。途中1日,台風で休校日となったこともあり,生徒たちは準備に追われたようである。

今回は,文化祭のパンフレットに記した「挨拶」を紹介したい。

 

――― 今年の体育大会のテーマが「爽」であったことは,まだ記憶に新しい。文化祭実行委員長から,文化祭のテーマは「奏」に決定したと聞いたとき,まず頭に思い浮かんだのは体育大会の「爽」であった。次に,思い浮かんだのは「奏でる」という言葉である。

「奏」を辞書で調べてみると,「奏の中央は枝葉のついた玉串(たまぐし)か,あるいは四肢のそろった動物のからだで,それに両手を添えて,物の形を揃えて両手で神前に差し出すさまを示す。物を揃えまとめる意味を含む。」と説明されていた

音楽を「奏でる」ときに,大切なものは何か。それは「物を揃えまとめる」,つまり,合唱や合奏における調和である。文化祭は,皆で奏でる合唱や合奏と同様,愛光生全員のハーモニーでもって作品を完成する場ではないか。各パートの独自性を保ちつつ,文化祭全体として奏でる,爽やかなハーモニーを訪れる人たちに示してほしい。―――

 

高Ⅱ生が中心となって決める体育大会や文化祭のテーマには,いつも感心させられる。それは,学校の雰囲気と時代の流れをしっかりと掴み,短い言葉で見事なまでに表現されているからだ。

わたしは,いつもどのようなものになるのだろうかと,テーマの発表を楽しみにしている。発表されると,直ちにテーマに即した挨拶文を考え始めることは言うまでもない。

 


2013年1月

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