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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第341回(入試説明会(平成24年度受験)(1))

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恒例の入試説明会が始まった。10月8日()から10月30日()まで,岡山,北九州,広島,福岡,大阪,名古屋,東京,横浜,徳島,高松,高知の11か所で実施する。

 今年のわたしの担当は,北九州,福岡,大阪,名古屋,東京,横浜,高知の7か所である。

 入試説明会には,本校に入学を希望する,あるいは入学を考えている児童,生徒,そして保護者,時には児童,生徒を指導している塾の先生方もお見えになる。

 総務部の広報を担当する教員と一緒に出かけ,学校の建学の精神を中心に40分間,話をさせていただく。抽象的な言葉が多くなるため,パワーポイントを用いてスライドで説明をすることにしている。ほとんどが写真ではなく,文字での説明になる。小・中学生にはやや退屈になるのではないかと思いながらも,学校がどのような生徒を育てようとしているのかということは,非常に大切なことなので,心を込めて説明をすることにしている。初代校長の田中忠夫先生や当時の神父様が残してくださっている素晴らしい建学の精神を,できるだけ忠実に伝えることに細心の注意を払う。

 この入試説明会の話を聞いて,受験するかしないかを決定する児童,生徒,保護者がいると聞いているし,また,実際に入学した生徒や保護者からそのような話があった。したがって,責任は重大で,始まる前に気合を入れ,腹に力を入れて話に入り,そして,自分の声がどのように響くかということに,最大の注意を払わなければならないのである。

 校長に就任した年の入試説明会では,緊張したせいもあるが,スライドを用いたものの,用意していた原稿に目を落とすことが多かった。最近では,ところどころ原稿に頼ることはあるものの,ほとんど原稿に目をやることなく話ができるようになった。何事においても,場数を踏むということが,いかに重要であるかということを示しているよい例であろう。

 当然,原稿は毎年作り直す。しかし,建学の精神がころころと変わるようなことがあってはならないので,核となる部分を不易とし,枝葉の部分の表現や取り上げる引用等に工夫を凝らしている。

 話の中で,わたしが最も力を入れて話すことができるのは,自分がかかわった実践例である。理想論だけを話しても人の心を動かすことはできない。実際に教育にどのようにかかわっているかという実践例が聞く人の心にひびくのだと考えている。

 その意味で,話をするたびに,自分がさらに精進を重ねなければならないということに,改めて気づかされる。


2013年1月

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