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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第343回(57期生 中3長崎研修旅行(1))

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1日目

10月26日()から10月29日()の3泊4日の日程で,長崎研修旅行に引率責任者として参加した。

 26日()の午前8時15分に学校を出発し,バスで八幡浜港に向かった。天候は晴れで絶好の旅行日和であった。わたしは,中3c組のバスに乗車させてもらった。松山から八幡浜まで,バスガイドの自己紹介や生徒たちの自己紹介があり,その後,CDから流れる音楽を聴きながら,八幡浜港に到着した。

 バスの中で弁当が配られたため,10時15分に出港すると,やや早めではあったが,すぐに昼食の時間となった。一般客もいたので,満席の状態で,窮屈な昼食となった。甲板で昼食をとった生徒もいた。宇和島運輸フェリーはどの船も2,500トン以下で,少し小さめである。風が吹いていたためか,佐田岬の先端を過ぎたころから,船が揺れ始めた。太平洋から入ってくるうねりが船を上下させるのであろう。船酔いの生徒も出た。別府湾に入ってからは,波も収まり,船の揺れも止まった。

 別府港からバスで最初の目的地,吉野ヶ里公園に向けて出発した。途中,四国にある山々とは風景の異なる山並みを眺めながら,バスの旅を楽しんだ。

 吉野ヶ里遺跡については,すでに配布されている研修旅行実施要項に詳しい説明が掲載されており,生徒たちは,研修のポイントをしっかりと理解していた。

 要項にはポイントが次のように記されている。

1 外からただ見て周るのではなく,主祭殿などには必ず建物内に入ろう!

2 遠くても北内郭や,甕棺墓列,墳丘墓のある北ゾーンへ絶対行くべし!

3 各種体験プログラムで,実際に弥生時代の生活を肌で感じてみよう!

 わたしは,この遺跡を眺めながら,自分の先祖も同じような時代を経験し,生き延びてきたからこそ,現実に自分がここに存在しているのだという,当たり前の事実に感動のようなものを覚えた。

 吉野ヶ里を出発し,宿泊先の嬉野温泉のホテルに到着した。このホテルはロの字の形をしている建物で,中心部が吹き抜けになっているので,豪華な印象を受ける。廊下に出ると自分の立っている方角を除いて,三つの方向が一望できる。生徒たちは,ロビーや廊下に出て互いに声を掛け合い,滞在の自由時間を楽しんでいた。

 夕食の時間が始まる7分前に全員の集合が完了した。船での後片付け,そして集合等がしっかりとできていて,非常に爽やかな印象を受けた学年である。

 夜中の2時に目がさめたので,廊下に出てみたが,当然のことながら,一人として生徒に出会うことはなかった。


2013年1月

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