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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第371回(平成24年度 私立学校初任者研修会)

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平成24年度の中国・四国地区私立学校初任者研修会を88日から23日の日程で,にぎたつ会館(松山市道後)を会場にして実施した。これは日本私学教育研究所が主催する研修会で,今回は愛媛県私立中学高等学校連合会が実施の担当をした。

 本校からも4名の教員が参加し,中国・四国地区,合計125名の教員が合宿生活を送りながら,3日間の研修を受けた。

研修内容は主に講義と分散会で,わたしも,すべての講義に参加したが,非常に密度の高い研修会であった。

 担当県の会長として,開会式と閉会式の挨拶を担当したので,開会式の挨拶を紹介しよう。

―― 皆様,初任者研修会の受講,ご苦労様です。県外からおこしいただいた先生方,ようこそ,坂の上の雲の街,松山へお越しくださいました。

愛媛県私立中学高等学校連合会の会長を務めております,中村と申します。

 皆さんが,この研修会を終えたとき,「私学は一つ,教育は私学から」という言葉を「実際にその通りだ,私学の一員として,教育に燃えよう。」と心から感じることができれば,この会に参加した意味があったということになると申し上げておきます。

 全人教育論というような教育論,そして,中高一貫校という教育形態等,日本の教育をリードしてきたのは私学であるとわたしは確信しています。その誇りと責任を持って歩もうとするきっかけをこの研修でつかんでいただきたい。

 私学には,必ず,建学の精神というものがあります。つまり,自分の学校が何のために設立されたのか,そして,どのような人物を育てようとしているのか,まず,このことを理解し,実践していくことが私学の教員の責務であります。

 建学の精神に照らして,自分の授業は,部活動の指導は,そして,行事教育はどのように行わなければならないかが定まってくると思うのです。

話は変わりますが,教育はよく知・徳・体と言われます。これは,イギリスの社会学者,また,哲学者であるハーバート・スペンサーが提唱した言葉であると言われています。

この中に,芸術,技術・家庭,情報の先生方がいらっしゃると思うのですが,自分はどの分野に入るのかと思われたことはありませんか。

つまり,学校教育における音楽・書道・美術といった芸術,そして,技術家庭・情報といった生活に係わる教科・科目をどこに分類したらよいのかということです。

わたしは知・徳・体・美・生と言うべきではないかと思っています。

芸術の理想が美の追求であり,技術・家庭・情報は生活を豊かにする教育だからです。

もちろん,それぞれが独立しているのではなく,相互に関連性があることは言うまでもありません。

今回ご参加の新任の先生方の間で,このような教育論,そして授業に向かう方法論等,様々な方面で活発な意見交換が行われることを期待いたしまして,開会の挨拶とさせていただきます。


2013年1月

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