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チュータ日誌

チュータのひとりごと 第379回(3学期始業式講話(放送))

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皆さんおはようございます。4日間,それぞれに充実した休日であったことと思います。3学期の始業式は恒例によって,放送で行います。

先日,1120日(火)のロングホームルームの時間に,中3生から高Ⅲ生の皆さんにJA共済主催の自転車交通安全教室を実施し,事故が実際どのようにして起きるかを学習していただきました。

最近,全国各地で自転車による事故が多発しています。車との接触,自転車同士の衝突,そして,歩行者との接触などです。

本校でも,体育科の河野先生,近藤先生を長とする生徒部より,たびたび注意が喚起されていますが,大切なことですので,この始業式において再度,取り上げたいと思います。

県内では,昨年度,交通事故件数が,中学生では113件,高校生では234件に上っており,そのうち,自転車利用時の交通事故が中学生108件,高校生204件とかなりの割合を占めています。

こういった状況の中,『児童・生徒を交通事故の被害者にも,加害者にもしない』こと及び自転車利用時のマナーアップを目指すことにより,「規範意識の向上」を図ることを目的として,愛媛県私立中学高等学校連合会21校は愛媛県警と,「自転車の交通違反情報学校連絡制度」に関する協定を締結しました。このことは,それぞれのご家庭に文書で連絡をしていることです。これは,学校・家庭・警察がより一層の連携を図り,地域ぐるみで児童・生徒を守ろうという取り組みです。

この制度は平成24921()に運用を開始しています。

指導手順については,家庭に送付されている文書に記載していますのでよく見ておいてください。

―― 一部省略 ――

自分だけは事故に遭うことはないなどという過信は禁物です。事故はいつ起こっても不思議ではないのだということを,常に意識して,自転車に乗ってほしいとお願いをしておきます。

さて,今日は真剣勝負ということについてお話をしてみましょう。

わたしは,皆さんの前で,よく「授業は真剣勝負である。」と言ってきましたが,この真剣勝負について,パナソニックグループ創業者の松下幸之助氏が次のように語っています。

「剣道で面に小手,胴を着けて竹刀で試合をしている間は,いくら真剣にやっているようでも,まだまだ心にスキがある。打たれても死なないし,血も出ないからである。しかし,これが木刀で試合をするとなれば,いささか緊張せざるを得ない。打たれれば気絶もするし,ケガもする。死ぬこともある。まして真剣勝負ともなれば,一閃(いっせん)が直ちに生命(いのち)にかかわる。勝つこともあれば,また負けることもあるなどと呑気なことをいっていられない。勝つか負けるかどちらか一つ。負ければ生命がとぶ。真剣になるとはこんな姿をいうのである。人生は真剣勝負である。だからどんな小さな事にでも,生命をかけて真剣にやらなければならない。もちろん窮屈になる必要はすこしもない。しかし,長い人生ときには失敗することもあるなどと呑気にかまえていられない。これは失敗したときの慰めのことばで,はじめからこんな気がまえでいいわけがない。真剣になるかならないか,その度合いによってその人の人生はきまる。大切な一生である。尊い人生である。今からでも決しておそくはない。おたがいに心を新たにして,真剣勝負のつもりで,日々にのぞみたいものである。」

と述べています。

授業が真剣勝負であれば,眠っている生徒がいるなどという事態が生じるはずがないと思うのですが,どうでしょう。これは生徒の皆さんだけの問題ではありません。教壇に立つ側の教員も心しておかなければならない問題だと,わたしは強く思います。

授業を通してこそ,生徒と教師の心が真に通い合うのではないかと申し上げておきます。

最後に高Ⅲ生の皆さんは,この4日間の休日の二日間,校外の会場に出かけて行って,センタープレテストを受験しました。校外の受験場に慣れてもらおうという配慮から組まれている模擬試験です。よい経験ができたことと思います。この後も,さらに実力を伸ばし,十分な態勢で本番のセンター試験,そして2次試験に臨んでくださることを願って,3学期の始業式の言葉とします。

 

 


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