愛光学園 AMOR ET LUMEN

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チュータのひとりごと

チュータのひとりごと(180)

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「足を運ぶ」ということ(1)

前回の「ひとりごと」で,寮生の親が電話で連絡をとっていたのを手紙で連絡をするように切り替えたことについて触れたが,これは,簡単な方法からより時間がかかる方法に変更したということである。


 今の世の中,便利になって,用があれば,電話で済ますことが多くなった。つまり,現代社会は,時間をいかにして短縮し,手早く処理するかということを求めているのである。


 このような風潮の中で,より手がかかる方法に切り替えることは,勇気のいることである。


 ずっと以前に,「二つの方法から一つを選ぶときには,より困難だと思われる方法を選ぶべきである。」と聞いた覚えがある。


 わたしは学校で忙しく動き回っているときに,不思議にこの言葉が思い浮かぶのである。そのような時には,電話で済ますほうが早いと思っても,相手のいる場所まで「足を運ぶ」ことにしている。人と話をするときに,こちらが足を運ばせてもらって,面と向かい合って話をするほうが,相談がスムーズに進むことが多いのは,よく経験したことである。

  つづく


2009年7月

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