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チュータのひとりごと

チュータのひとりごと(181) ・ 法教育

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「足を運ぶ」ということ(2)

 寮生の面談についても同じことが言えるのではないだろうか。寮生の面談を寮でする意味は,実は教員が寮へ「足を運ぶ」ことにあるのではないかとわたしは思っている。

 以前の「ひとりごと」でも述べたが,学年主任をしたときに,クラス担任の先生方に,一人につき,年間5回の面談をお願いした。各クラスに約50名の生徒がいたので,合計250の面談を実施したことになる。

 1回の面談が多いときで5名くらいであったので,年間に50日,面談日があったことになる。もちろん,これは最低の回数で,実際には70日くらいの面談日があったはずである。

 さらに,わたしは,クラス担任に寮生の面談はできるだけ寮でやってほしいとお願いをした。クラスの半分が寮生である場合,担任は30日以上,寮に出向かなければならない。年間の開校日数を考えると,1週間に1度は寮に出かけなければならない計算になる。5人の担任が,かわるがわる出かけることにすれば,週に5日間,担任の誰かが寮に出向くことになる。

 寮生の面談は,学校で放課後にすることも可能である。しかし,個室に足を運び,彼らの「城」で話をすることがいかに大切であるかは,足しげく通った者にしか分からない。

 たわいもないことだと思えるかもしれないが,クラス担任がわざわざ足を運んでくれたという事実に対して,寮生は心を動かしているのである。

 人と人の心の絆は,この「運ぶ」という行為から,より深く結ばれることがあるということは,心に留めておかなければならない事実であろう。

  おわり



 お知らせ

 今年の「チュータのひとりごと」は今回で終了し,
来年は1月15日(日)からスタートする予定です。

2009年7月

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