●前回までのあらすじ
4月20日(水)の朝。絶好の晴天のもと、新学期早々の中2生209名は、バスにのって一路動物園へと向かったのであった。しかし、そこには幼稚園の2団体(保護者同伴つき)が先着しており、休日さながらの混雑を呈していたのであった。
●巻の2
はじめの2時間は自由行動で、その間に宿題の動物観察と写生が課せられていた。入口すぐのフラミンゴを描く一団。フラミンゴはじっとしているので、たぶん正解なのだ。
ひょうだか、なんだか、とりあえずネコ科の斑点のある動物に挑む生徒。こいつもぐったりしているので、写生には正解。
ヒクイドリにつけられたショッキングな看板。
それに引き寄せられた生徒の一団。PRは大切なのだ。
キリン舎で写生に挑む。キリンはえさを食べたり歩いたりで忙しい。写生は苦戦していた。
こちらは遠くからキリンの斑点に重点を置いて観察する生徒。
ライオンを至近距離から観察する生徒。安心して下さい、ガラスがはいってます。
こちらもガラス越しにキリンとシマウマの観察。
大人気だったのが、ペンギンプール。
午前10時30分のペンギンの朝ご飯のイベントでもりあがった。これからイワシをばらまくのである。
このサギたちは動物園の所属ではない。勝手に上空から無許可で飛来し、イワシをねらっているのである。こうなると、サギというより窃盗である。
激しく動き回るペンギンを写生しようと挑む生徒。しかし、ペンギンの落ち着きの無さは尋常ではなく、観察は不可能に近い。
それなりの解決策を思いつき、実行する生徒。
必要は発明の母なのだ。
昼前には各自、それぞれ力作ができあがっていた。
最近、動物園の売店が新製品開発にがんばっている。京都市立動物園では「ゾウのふんのようなクッキー」を売っているが、ここは躊躇なく断言しているのが潔い。
ピースもすでに16歳。今は母親のバリーバと同居しているとのこと。パソコンで「ピース+母」で検索したら、又吉の母がでてきてしまった。ちょっと悲しかった。
お弁当前の優雅な時間である。
それぞれ観察しつつ、戯れていた。
撮影会もやっている。
天気もいいし、お客さんも多いし、かばだって疲れる。
肉食獣だって、疲れる。夢見ているのは、馬肉か牛肉か?
子象も疲れて倒れそうになっていた。
とうとう本当に倒れた。「アフ君」逝去のあとだけに、死んだと心配する生徒、多数。
しかし、お昼ご飯時には見事に子象、復活である。
かばも昼食で復活。YUIMETALは「らうだ~、らうだ~」と叫ぶが、生徒は「レアだ~、レアだ~」と叫んでいた。カバの昼食を初めて目撃して感激したらしい。
猿山はいつも大人気だ。
年の差は関係ないのだ。
そろそろ12時。2回目にして、とうとう正午に到達である。巻の3を待たれよ。