●前回までのあらすじ
4月の晴れたある日のこと、動物園にでかけた中2生の一団は、午前中のひとときを園内で楽しく過ごしたのであった。
●本編
12時にゾウ舎前の広場に集合し、これらかのお弁当の時間となる。
それぞれ好きな場所で食べる。
昼食が終わり、清掃の後、砥部焼きに出発。
砥部焼き観光センターに到着。
2Fの絵付け用の部屋に集まった。
センターの担当者から、これからの作業の説明を受ける。
要するに、この青と緑で素焼きの湯飲みに絵を描くのである。
動物園でのスケッチをもとに、動物の絵を描き始めた。
1時間ほどでほぼ描き終える。
観察の成果か、なかなかうまい。誰がどう見てもゾウである。
キリンの模様に半端なく力が入っている。
たぶん、熊と虎。
K先生はぼかし表現の新技術確立に力を注いでいた。
そろそろ時間切れ、終了である。
作品をテーブル毎にひっくり返して集めた。見やすくするために、写真もひっくり返した。
絵がだめなら文字があるさ。
絵付けが早めに終わった生徒は1Fの工場見学へ。
こんなに至近距離からじろじろ見られていても、職人さんはクールに、ろくろで成型をしていた。
これからは参観日にも動揺しないようがんばろう(自戒)。
素焼きの製品に釉薬をかける作業である。どぼんとつけるのである。
絵付け職人さんの作業部屋。自分で絵付けをしてみた分、上手さがよくわかる。
センターを出発して学校に向かう。
さすがに少し疲れたようすだが、それでも手をあげてリアクションとるのはえらい。
【完】