さあ、2日目。今日はヴァチカンとローマ市内を見学します。
車窓から、ローマの松。そんな名前の曲がありましたね。
いよいよ、ヴァチカン博物館です!
入る前に、現地ガイドの佐藤さんから詳しい説明をしていただきました。
歴代の法王の収集品があふれる世界有数の博物館です。
撮影可能だった場所からちょっとだけ。
古代ギリシャの彫像ラオコーン像。この躍動感。
世界史の教科書でもおなじみ、ラファエロの「アテネの学堂」。中央がプラトンとアリストテレス。
その他、タペストリーのギャラリーや地図のギャラリーなど、すばらしい美術品が次々と目の前に。
システィーナ礼拝堂のミケランジェロのフレスコ天井画など、撮影禁止の場所もあり、詳細にお伝えできないのが残念です。
引き続き、サンピエトロ大聖堂へ。ネロ皇帝に逆さ十字にかけられた聖ペテロ(ピエトロ)の殉教地に建てられたカトリックの総本山です。
地下の歴代法王のお墓にお参りし、地上へ。
今年は、カトリックの特別聖年。基本的には25年ごとなのだそうですが、うち続く世界的な混乱を鎮めるために、フランチェスコ教皇が「慈悲の聖年」と定められたそうです。その聖年にだけ特別な扉である「聖なる扉」が開かれていて、くぐった者は特別な赦しが与えられるとか。
皆、慎重なおももちでその扉をくぐりました。
ガイドの佐藤さんは、「『天正の少年使節』ならぬ『平成の少年使節』ですね!」とおっしゃっていました。
外は、ベルニーニの設計したサンピエトロ広場へ。
「平成の少年使節」は、陽気な人々です。ホアン神父様、校長先生とも記念撮影です。
気がつけば、お昼。それでは、レストランへ行きましょう。
ローマ最初のお昼は、魚介のパスタ・黒鯛の香草焼き・ティラミス。あっという間に食べてしまいました。
そして、お昼の休憩。ホテルで昼寝をして、夕方からまた活動開始です。気温は32度。日本と変わらぬ湿度で、飲み物を手放せません。
この日の午後は、小林先生による撮影です。
トレヴィの泉。「コイン、投げてきましたよ~」と、ある生徒。何枚投げたのでしょうか?
サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会。主祭壇の下には、「聖カタリナ」が葬られています。
また、学校の玄関に飾られている絵の作者、フラ・アンジェリコのお墓や、聖トマス・アクィナスを描いたフレスコ画など、ドミニコ会ゆかりの人々と出会える教会です。ガリレオ裁判もここで行われたとか。裁いたのは、ドミニコ会の司祭だったのですね。
ローマ建築の完全遺構、パンテオンへ。巨大なクーポラに、驚いていました。
「ローマに行く一番の楽しみ!」と女子たち。向かったのはジェラートで有名な「ジョリッティ」。
でも、食べている写真がありません。「僕も食べるのに忙しくて・・・」とは、K先生。
ホアン神父様が学生時代に通っていた頃からの店員さんが、いまだにいらっしゃるそうです。
そして、ローマのスペイン広場。現在は階段には入れないようです。
でも、ローマと言えばやはりここははずせませんね。
でも、生徒で『ローマの休日』を観た人はいるのでしょうか?
マルクス・アウレリウスの記念柱。
その後、ローマのマクドナルド(とても広かったそうです。)へ行きたい!という男子たちを待っている間に、ローマ市警の警官を見つけた女子が、一緒に記念撮影してもらっていました。ヘルメットまで貸して下さる大サービス。
ところでこの写真、昼間のように見えますが、すでに時間は夜8:00頃。まだまだローマは明るいのです。
その後、夕食へ。
メニューは、ショートパスタ(カルボナーラ)、豚肉のロースト、ジェラート。
食事を終えると、すでに夜10:00。これが、ローマの人達の生活時間なのだそうです。
サマータイムの間、ゆっくり夜を楽しむ生活に、「これじゃ、太っちゃいますよね」と言う人も。
こうして大忙しの2日目も過ぎていきました。