チュータ日誌

(2016/08/13)ヨーロッパ研修旅行報告5日目(8月7日(日))

疲れも見せず、とうとう旅行も5日目に。

今日は、マドリッド市内を見学します。途中休憩がないという点では、一番ハードな日です。

 

まずヨーロッパ屈指の美術館、プラド美術館。事前の参加生徒アンケートでも、とても人気の高かった場所の一つです。

プラド1

この旅行ではあまり日本人を見かけなかったのですが、ここには日本人の団体客が何組もいました。

プラド2

プラド3

もともと常設展だけの予定でしたが、写真にある通り、フランドル派の画家ボスの特別展が開催されているとのことで、こちらも観ることになりました。スペイン語では、ボスコと呼ぶようです。

美術館内は撮影禁止。ガイドさんが「主作品は全部見ていただきましょう!」とゴヤ(『着衣のマハ』『裸のマハ』)、ベラスケス(『ラス・メニーナス』他)、エル・グレコ(『羊飼いの礼拝』他)などを一気に観て回りました。

もちろん、フラ・アンジェリコ『受胎告知』の実物も。これははずせません。

そしてボス展へ。『快楽の園』の三連祭壇画もありました。一つ一つのモチーフが非常に面白い作品。観ているとあっという間に時間が経ち、すぐ集合時間となってしまいました。

「もっと時間がほしかった」と女子達。(同感。)いずれ、個人旅行でどうぞ。

 

それから向かったのはスペイン王宮。

フェリペ5世によって18世紀半ばに完成した、今回の旅行の中では比較的新しい(?)宮殿です。

現在も、国賓を迎えて公式行事が行われるそうで、すべての部屋の仕切りのカーテンには手に触れる所はすべて布で覆われていました。

絵画や調度品、絢爛豪華さは息を呑むほどです。日本でも、迎賓館赤坂離宮が現在公開されているそうですが、きっとこんな感じなのでしょう。

スペイン王家が保有するストラディバリウスのバイオリン・チェロも展示されていました。武具博物館にも足を運びました。

王宮1

王宮2

王宮2 (2)

王宮4

さて、お昼。

昼1

昼2

昼3

冷たいスープ、豚ロースのソテーとフライドポテト。肉は分厚く3枚もあります。

これにサラダとアイスがつきました。よく食べる中・高生も、さすがにお腹いっぱいです。

 

その後、デボット神殿へ。

これは、エジプトのアスワンハイダムが建設されるときに水没する神殿を、政府が開発協力国に贈ったもの。

スペインの街中で、エジプトの遺跡を見学です。

デボット1

ところが・・・

デボット2

開いていない!?なんと、「空調が壊れたので、今日はお休みよ!」と係の女性に言われてしまいました。

暑い・・・。記念撮影のみで終わってしまいました。

デボット3

デボット4

 

そこからマヨール広場まで。フェリペⅢ世像の建つ広場です。

マヨール1

マヨール3

マヨール2

マヨール4

オレンジ色の壁面の建物や、壁面に美しい彩色された建物に四方を囲まれています。

 

さあ、今日の予定もあと一箇所を残すのみ。

リーガ・エスパニョーラに所属するレアルマドリッドの本拠地、「サンディアゴベルナベウスタジアム」です。

歴史と文化の旅、番外編といったところでしょうか。

熱狂的サッカーファンはグループの中にはいませんでしたが、それでも楽しめるツアーでした。

ホアン神父様は、幼い頃から会員だったそうです。

スタジアム1

スタジアム2

最初に、数々のカップが並ぶトロフィールームへ。

スタジアム3

スタジアムの中を見学するツアー。「あー、明日の試合が見たい!!」と男子。

スタジアム4

スタジアム5 (2)

レアルの選手ベンチ。

スタジアム8

選手と一緒に写真を撮っているつもり。

私達は行儀良く?並んで撮っていましたが、その後に撮った女性のはじけたポーズに、「やっぱりヨーロッパの感覚は違うな」と言う声も。

スタジアム6

選手のロッカールーム。それぞれのロッカーに、写真と名前。生徒はやっぱりロナウドのロッカー前で写真を撮っていました。

スタジアム7

記者会見場。「神父様、校長先生、座って、座って」と生徒たち。他の観光客の方も一緒に座って、一気に雰囲気が出ました。

その後のショップでは、たくさん買い物をした人もいたようです。強いチームの経済効果はてきめんです。

 

帰りに、少し時間があるので「ラス・ベンタス闘牛場」に行ってみることに。

牛1

今日は日曜日なので、実際に闘牛が行われるようです。3時間くらいかかりますよ、とのことでした。

牛2

牛3

牛4

「これは、フレミングの像です」との説明に、「なんでフレミングの法則の人がいるの?」と思った生徒もいたようです。でも、別のフレミングでした。

こちらは、ペニシリンを発見したフレミング博士のおかげで、牛に突かれたマタドールが助かったことを表す像なのだそうです。フレミングは、この功績により、ノーベル医学生理学賞を受賞したとのこと。

 

そして、夕食は中華料理へ。「えー!スペインで中華ですか?」

(チャーハン・スープ・シュリンプと野菜炒め・青椒肉絲・酢豚・魚の中華あんかけ他)

でも食事の後には、「やっぱり中華は当たり外れがあまりありませんね」。

今日は少し早めに21:00頃ホテルに戻りました。

明日はいよいよ最終日。ミサに出席します。

 

 

 

 

 

 

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