チュータ日誌

(2016/11/24)眼の解剖

今日から第2学期末考査が始まっています。

さて、先週金曜日の高2生の生物の授業は、「ブタの眼の解剖」。

(苦手な方は閲覧にご注意ください。)

眼は、取り出して1日が経過するとガラス体が濁ってしまうため、解剖には新しい物が必要です。

そのため、担当の佐藤先生は解剖授業のある日の午前中に、大洲まで「ブタの眼」を仕入れに出かけられます。

 

さて、まずは「眼」のためのスタンド作り。

PB180006 PB180016

テーブルから5㎝上に眼が置けるように台を作ります。

PB180014 PB180015

次に眼の配布。シャーレに人数分の眼が・・・。

アップにすると怖いので、遠目に。

取材者が怖がっているだけで、生徒たちの目はむしろ好奇心で輝いています。

(でも、まぶたもついているし・・・。)

ピンセット・先の丸いはさみ・先の尖ったはさみ・かみそりを使っていきます。

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まずは先生が手にしている状態にまで、むだな筋肉などを取り除きます。

「神経まで切らないように」の指示がありました。

PB180022 PB180026

「うまく切れない!」「こっちを見てる!」「大胆にはさみを入れなさい」

作業はどんどん進んでいきます。

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そして、正面からと横からスケッチをします。

普段見ているブタは、目が細いので小さく見えますが、意外に眼球は大きい・・・。

そして、かみそりと尖ったはさみで二つにすると、ガラス体がついている方と網膜だけの方に分かれます。

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写真ではわかりにくいのですが、上の写真にはうすいピンク色の網膜が見えます。

ここまで来れば取材者も大丈夫。「きれいねえ」とか言ってのぞきこみます。

このピンク色も、新鮮だからこそこの色なのだそうです。

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図説や授業で見る画は美しく整えられてるけれど、実際はちょっと違う。

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網膜も、本当に薄い膜です。「網膜をはがして、その下の膜もはがしてみなさい」

「網膜剥離だ~」

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ブタのレンズを通して見た文字。確かに、レンズの中に「の眼の」という文字。

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5㎝離れると、矢印は逆向きに。

感心していると、「先生、凸レンズですからね」。なるほど。

授業終盤。

「先生、レンズ、持って帰っていいですか?」「いいけど、透明なのは今日だけだぞ。明日になったら濁ってしまうよ」

少しの時間の予定が、ほぼ1時間居座ってしまいました。おじゃましました。

 

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