1か月ほど前のこと。
中3社会2でアクティブラーニングが実施されているという話を聞いて、のぞいてみました。
2日間にわたっての授業を一挙掲載!
【1日目】
班に分かれていますが、皆プリントを見て悩ましげな様子。
実は、今回のテーマは大人でも頭をかかえてしまいそうなテーマ。
「憲法制定過程から、自衛隊設置に至るまで、憲法9条が日本の自衛権についての解釈がどのように変更されてきたか、経緯や背景を考察しよう」というもの。
クラスが8班に分かれて、資料を読み込んでいます。
頭を抱えながらも、それぞれ班ごとに共同で解釈について整理しているようです。
資料は、1班に一種類ずつ。2班に同じテーマが配られています。
資料1 1948年のアメリカ陸軍長官の演説の一部
資料2 1950年のマッカーサーの年頭あいさつの一部
資料3 日本国憲法審議の際の吉田茂首相の答弁の一部
資料4 警察予備隊令・自衛隊法の一部
それぞれが話し合った結果をプリントに書き込んでいました。
さて、その後「班替え」です。自分の新しく所属する班を確認します。
どの班か、気になります・・・。
担当の寺崎先生から、次の作業の指示がありました。
違う班がどのような資料を考察したか、互いは知りません。
そのため、自分たちの班がどういう資料をどのように考察したかを、互いに説明する必要があります。
お互いのプリントを持ち寄って、解釈変更の流れを互いに説明し合っていました。
【2日目】
前回の授業を受けて、今日はポストイットを使いながら流れを整理していきます。
アピールする余裕もあります。
「この発言が、先になるよね」
「これでいいかな?」
だいぶ整理できてきたようです。
ポストイットが貼られていきます。
身を乗り出して、相談しています。
さあ、それらをポスターにまとめていきます。
できた班は、ポスターを廊下に貼り出します。
自分たちの書いたポスターを確認しています。
わかりやすくまとめることができたでしょうか。
最後に、先生から1946年~1954年の「自衛権」についての解釈について説明がありました。
先生の講義を座って聞くスタイルから、それぞれが積極的に話し合いに参加したり、友人に説明することで、より深い学びになることを感じました。