チュータ日誌

(2017/01/19)中3社会2の授業

1か月ほど前のこと。

中3社会2でアクティブラーニングが実施されているという話を聞いて、のぞいてみました。

2日間にわたっての授業を一挙掲載!

【1日目】

1

班に分かれていますが、皆プリントを見て悩ましげな様子。

実は、今回のテーマは大人でも頭をかかえてしまいそうなテーマ。

「憲法制定過程から、自衛隊設置に至るまで、憲法9条が日本の自衛権についての解釈がどのように変更されてきたか、経緯や背景を考察しよう」というもの。

 

 

2

クラスが8班に分かれて、資料を読み込んでいます。

 

3

頭を抱えながらも、それぞれ班ごとに共同で解釈について整理しているようです。

資料は、1班に一種類ずつ。2班に同じテーマが配られています。

資料1 1948年のアメリカ陸軍長官の演説の一部

資料2 1950年のマッカーサーの年頭あいさつの一部

資料3 日本国憲法審議の際の吉田茂首相の答弁の一部

資料4 警察予備隊令・自衛隊法の一部

それぞれが話し合った結果をプリントに書き込んでいました。

 5

さて、その後「班替え」です。自分の新しく所属する班を確認します。

どの班か、気になります・・・。

 6

担当の寺崎先生から、次の作業の指示がありました。

違う班がどのような資料を考察したか、互いは知りません。

そのため、自分たちの班がどういう資料をどのように考察したかを、互いに説明する必要があります。

7

お互いのプリントを持ち寄って、解釈変更の流れを互いに説明し合っていました。

【2日目】

前回の授業を受けて、今日はポストイットを使いながら流れを整理していきます。

 8

アピールする余裕もあります。

9

「この発言が、先になるよね」

10

「これでいいかな?」

11

だいぶ整理できてきたようです。

12

ポストイットが貼られていきます。

13

身を乗り出して、相談しています。

14

さあ、それらをポスターにまとめていきます。

16

できた班は、ポスターを廊下に貼り出します。

17

自分たちの書いたポスターを確認しています。

18

わかりやすくまとめることができたでしょうか。

20

最後に、先生から1946年~1954年の「自衛権」についての解釈について説明がありました。

先生の講義を座って聞くスタイルから、それぞれが積極的に話し合いに参加したり、友人に説明することで、より深い学びになることを感じました。

アーカイブ

All Rights Reserved Copyright AIKO educational institution