先週木曜(11月11日)2時間目。
受験をひかえた高Ⅲ生物の授業は、ブタの腎臓の解剖。
担当の佐藤先生から、解剖方法の説明がありました。
動脈に墨汁を流し込んで、染まった糸球体を顕微鏡で観察するようです。
間違うと、墨汁が逆噴射?という憂き目にあうと聞いて、あわてて上着を脱いだ生徒も。
(上着を脱ぐと、白いシャツなのですが・・・)
モンダイは、「動脈」と「輸尿管」「静脈」を間違わないようにすること。
どれどれ。
これが、見本。左の管が動脈で、右の白い管が輸尿管。
静脈は、管の上に見える薄い膜みたいなもの。
これが、切断面。
そして、動脈からうまく墨汁が入れば、こんな風に見えるはず。
このクラスには、昨年も眼の観察の時におじゃましました。
その時取材者が気味悪がっていたのを覚えていた生徒が、「先生、今度は大丈夫ですか?」
大丈夫です。食材に似ていると思えば。
うまく、入るでしょうか。
慎重に、慎重に。
各班、順調に作業を進めています。
包丁で二つに割ると、本当にきれいに墨汁が行き渡りました。
腎臓の血管ってこんなに張り巡らされているのですね。
皮質の黒い部分をそぎとって、プレパラートへ。
顕微鏡で観察します。
のぞいたら、こんな風に見えました。
これが、糸球体!
「ひとつの腎臓にどれくらいあるの?」
いろいろな答えが・・・。
「センターに出るぞ-!」と先生。
センター試験まで、あと2か月になりました。
この観察が生きるかもしれませんよ。