チュータ日誌

(2018/12/12)クリスマス祝会のつづき

昨日の日誌と内容が一部重なってしまいますが、12月10日に行われたクリスマス祝会について、続けてご報告します。

(注・・・正直申しますと、複数の担当がクリスマス祝会の記事を作成しており、内容がかぶってしまいました)

 

生徒たちが続々と入場してくるのに合わせて、前方のスクリーンには、クリスマスらしい画像・映像が流されます。

クリスマスの雰囲気が盛り上がってきました。

   

 

「今年の放送委員会のムービーは?」「寝るなよ」「グローリアー!」など、生徒たちは、これから行われるクリスマス祝会のことについて、和やかに話しながら、開式を待っています。

    

 

分火の儀式では、生徒たちがロウソクを手にして、厳かな雰囲気でステージ上に並びます。

   

    

 

聖書朗読では、カトリック学生の会の生徒が、ルカによる福音書の第2章1節から21節の箇所を朗読してくれました。イエスの誕生に関する節です。

「今日ダビデの街で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう」(ルカ 2: 11‐12)(朗読した箇所の中のごくごく一部です)

朗読した生徒に、式後にインタビューしてみましたが、「緊張したのと、長くて大変だった」と語っていました。全校生徒の前で話すという経験はなかなかありませんから、よい経験になったことでしょう。

   

 

ホアン神父様からのクリスマスメッセージでは、「聖書の福音に耳を澄ますこと」「自分を大切にする生き方、他人を思いやる生き方」「幼子のイエスと強い絆で結ばれて生きること」などについてお話していただきました。

   

 

 

聖歌斉唱では、「しずけき」「もろびとこぞりて」を歌いました。

「しずけき」は、有名な、「Silent night, holy night」の歌ですね。クリスマスといえば街にこの曲が静かにあふれます。

「もろびとこぞりて」は、愛光生にとってはよく知られた曲です。「主は来ませり~」のフレーズが印象的です。

    

 

続いて、吹奏楽部による演奏では「ハピネス」という日本のポップミュージックが演奏されました。部員たちでクリスマス関連の演奏曲を探していたところ、

有名企業のコマーシャルで冬のテーマソング(クリスマスやサンタをイメージしたCM)にされているこの曲を選んだそうです。 

生徒たちの中にも、この曲を知っている人が多かったのではないでしょうか。

「君が笑えば、この世界中に、もっともっと、幸せが広がる」「この手で、その手で、つながる」って、いい歌詞ですよね。

(注・・・演奏では歌詞は歌われておりません。が、当然、歌詞は意識されており、今回のクリ祝のテーマ「絆」と強くかかわっています。すばらしい選曲ですね!)

  

   

 

それから、中学1年生の女子生徒が作成したクリスマスムービーが流されました。2学期期末休暇前に、タブレットを配付してある中学1年生・2年生の生徒たちに対して、クリスマスに関するムービーを募集しました。ほかにも応募してくださった皆さん、どうもありがとうございました。

      

 

さらに、皆さんお待ちかね、今年の放送委員会によるムービーは、

「絆」をテーマにして、今年の7月に起きた「西日本豪雨災害」などで注目された「ボランティア」について、動画を作成してくれました。

      

生徒に、「ボランティア」についてどう感じているか、これまでにボランティアをしたことがあるか、などインタビューしています。

     

 

まとめると、ボランティアとは・・・・

      

 

愛媛県社会福祉協議会に取材に行ってきたようです。いつも思いますが、放送委員会の生徒の皆さんは精力的に取材に出ており、ジャーナリストのような気概をお持ちですね。

     

 

そして、「西日本豪雨災害」で被災された宇和島市の中でも被害が大きかったと報道された吉田町の高校に、お電話で取材させてもらったようです。

お年寄りも多く、自分たちでできる片付けも限界があったので、ボランティアの活躍で町内の皆さんもとても助かったようです。

動画の最後に放送委員会からのメッセージが語られました。

「家族、近所、地域社会、さらにはボランティアによる人と人とのつながり、隣人愛、絆、を大事にしていきたいものです」

深く考えさせられるとてもよいムービーだったと思います。

終わりに盛大な拍手が沸き起こりました。

 

式後に、放送委員会の一部の生徒に、取材を通してどのように感じたかをインタビューしてみましたが、「被災の実際の様子について、土砂のひどさ、臭いのきつさなど、具体的にわかった」「周囲の生徒には被災地やボランティアに対する意識があまり高くないことがわかって残念だった」「ボランティアがどういう風に地域とかかわっているのかが具体的に分かった」「お年寄りが多い中、若者の力は大きかったのだろうと切実に感じた」「もう少し編集作業に時間をかけて、よりよいムービーにしたかった」など、まじめな感想を抱いているようでした。

 

 

その次は、各学年の代表者が、自らの思いとともに、祈りを捧げます。

「人はけっして一人では生きていけません、誰かを必要として、必要とされて、生きています。世界中の人々の心が温かな愛に包まれますように」

「周りにいる仲間と切磋琢磨し、最高のチームワークを発揮してきた経験が、未来永劫、人々の心の中に生き続けますように」

 

 

「いつも周りにいる人たちの存在が当たり前のものではないということに気づき、感謝できる心を持てますように」

「目に見えない『国境』というものによる国と国との争い。一人ひとりが、相手に愛情と敬意を持つことによって協調性のある平和な世界が訪れますように」

 

 

「いじめやハラスメントなど、相手を攻撃し、軽く扱うことが起きています。私たちが他人をが尊重し、支えあいながら生きていけますように」

「幸福とは、香水のようなもので、他人に振りかけると、必ず自分にも降ってかかるとエマーソンは言いました。私たちが人とのつながりを大切にし、多くの幸福を共有できますように」

「「「主よ、私たちの祈りを、聞き入れてください」」」

おのおのの生徒が、深く考えさせられるメッセージを述べてくれました。聞いていた他の生徒たちの心にも、強くうったえかけるものが多かったのではないでしょうか。

 

最後に、聖歌斉唱で「あめのみつかいの」を歌います。(「荒野の果てに」とも訳されます)

この曲、愛光生に大人気(?)の曲でして、サビの「グローリア、インエクセルシスデオ」は、毎年、生徒たちが思い切り声を出して歌います。

響きがいいんですかね。

ちなみに、言語はラテン語で、意味は、「栄光あれ いと高きところの神へ」というものだそうです。

「ぐろーおおおお おーおおおお おーおおおお おーりあ」

と気持ちのよい大合唱です。

 

クリスマス祝会委員会の皆さん、放送委員会の皆さん、カトリック学生の皆さん、どうもおつかれさまでした。

荘厳な雰囲気あり、深く考えさせるメッセージあり、盛大な大合唱ありで、大変充実したクリスマス祝会だったと思います。

「絆」「隣人愛」について、あらためて考えさせられる祝会でしたね。

 

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