チュータ日誌

(2019/02/05)防災を考える~中1地理の授業より~

本日は、中1生の地理の授業の取り組みについてご紹介します。

 

現在、中1生は「東北地方」について地理の授業で学んでいます。

その中で、東日本大震災の津波の被災状況から、復興やまちづくりについてまで理解を深めていこうという授業を行っています。

 

まず、最初に津波の被災状況について、WebGISを利用しながら地図の読み取りをしていました。

海抜何mかが色分けされている地図などを利用して、どこまで被害が及んだのか、それぞれ考えています。実はこれ、一橋大学の過去問で出題されたそうです。

その後、生徒たちは津波に関するビデオを見て、避難行動や今後何をこの地域では課題として考えなければならないかを振り返ります。生徒たちは映像を見たことで、より深く思考することができていたようです。

次に「開発コンパス」というシンキングツールを用いて、「被災地域で建設されている巨大防潮堤は必要かどうか」について考えていきました。

ふせんに書いた自分の考えを、ワークシートにどんどん貼っています。

その後、それぞれの考えを分類わけすることで思考を整理していきます。

まだ途中だそうですが…シンキングツールを利用しながら、それぞれの意見をうまく整理しています。

実は、気仙沼の舞根地区では、実際に巨大防潮堤建設について住民が反対し、既存の高さのままで再建されることとなったそうです。この後、生徒たちは巨大防潮堤建設によってどのような課題がこの地域に生じるのかを、文章で論じる課題が与えられました。

ちなみに…今日紹介した授業については、先日に本校で行われた「ロイロノート・ユーザー会」でも取り上げられていました。今後もロイロノートを利用したアクティブラーニング型の授業について、チュータ日誌でも取り上げていきます。

 

 

 

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