チュータ日誌

(2019/03/05)研究授業~中1社会~

本日は、先週行われた社会の研究授業のご紹介を致します。

 

この日は、北海道地方についての学習のまとめを行っていました。

テーマは、「酪農を取り巻く環境について考察する」。酪農をテーマにしたマンガを題材にして、そこで起こった「離農」という出来事について、その要因を多角的に考察し論じることができるようにすることが目標です。

資料については全てタブレットで配布されます。プリントよりも細かいグラフなど詳細に確認でき、さらにたくさんの資料を一気に配布できるところも非常に便利です。

多くの先生方も、生徒たちの作業の様子について興味深く見ていました。

 

離農の原因についてそれぞれに要因を付箋に書き込んだ後、それを班ごとに統合し、さらに思考を深めていきます。

この授業では、同心円チャートと呼ばれるシンキングツールを利用して、自分たちの思考の整理を行っていきました。

巨大付箋(写真の白い模造紙は実は付箋になっています!)にチャートを書き込み、その中に要因を当てはめていきます。こうすることで、雑多にあった要因をカテゴライズし、より明確に要因を説明できるようになります。

この時間内に完成させることは難しかったようですが、後日完成したチャートはこのような形です。

これをもとに、生徒たちは論述をしていました。

提出された論述はこのようになりました。この授業を通じて、生徒たちはシンキングツールを利用した論述の方法について少しずつ理解してきたようです。今後もこのようなシンキングツールを利用しながら、さまざまな課題に取り組んでいき、自分たちでどのツールを利用するかを選択できるようになってほしいです。

 

 

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