前回の記事では、火災現場において炎よりも恐ろしいのは、煙に含まれる『一酸化炭素』であり、
実は、火災で亡くなる人のほとんどは、炎による焼死ではなく、一酸化炭素を吸い込んだことが第一原因として避難できなくなって亡くなっている、という現状を紹介しました。
煙は、階段を急上昇してきて、またたく間に視界と酸素を奪います。
そして煙には、多数の有毒ガスと一酸化炭素が含まれているのです。
(ただし、一酸化炭素そのものは無味無臭であることに注意)
それでは、火災現場から避難する際に、どのようにして煙を吸い込まないようにすればよいのでしょうか。
避難の方法は、以下のようなサイトで紹介されています。
足元の階段のスキマにわずかに残った空気を吸いながら逃げなければならないこともあるのです。
鼻と口にハンカチやタオルを当てることが生死を別ける場合もあることでしょう。
9月10日の避難訓練(地震)にむけて、防災意識を高めていきましょう。
上記でリンクしたサイトは、火災現場から避難する方法を紹介した多数のウェブサイトうち、たまたま選んだものにすぎません。
ほかのウェブサイトも大変参考になりますので、皆さんも検索して調べてごらんになるとよいでしょう。