9月10日の避難訓練に向けて、愛光生の皆さんに防災意識を高めてもらうため、
災害や避難に関する記事をたびたびアップしています。
本日は、地震について見ていきたいと思います。
地震大国と言われる日本では、歴史上、様々な大地震が発生しておりますが、
近年起こった大地震といえば、多くの人にとって今でも忘れられないのが「東日本大震災」でしょう。
2011年3月11日、東北の三陸沖でマグニチュード(M)9.0の地震が発生。
最も激しい揺れを記録した宮城県栗原市で震度7、宮城県、福島県、茨城県、栃木県で震度6強の揺れが観測されました。
そして、その後に起こった大津波によって、
死者は1万5,897人、行方不明者は2,533人、震災関連死は3,701人(H30年時点)となり、
戦後最悪の大災害となりました。
さらには、12万5千人近くの方々が避難生活をしなければならなくなり、
2019年現在でも、故郷を追われて避難生活を続ける人は、いまなお約5万2千人もいるようです。
さて、我々が次に想定しておかなければならない地震のひとつが政府やマスコミから繰り返し注意喚起されている「南海トラフ巨大地震」です。
日本の本州の南側に位置する「南海トラフ」では、日本が乗っている大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込んでおり、
ここを震源とする巨大地震が、ここ1000年以上の歴史の中で頻繁に起きています。
さらに、この巨大地震が起きる確率は、
「今後30年で70~80%」(政府 地震調査委員会 H30.2 更新値)
にまで引き上げられ、マスコミでも大きく報道されました。
「南海トラフ巨大地震」について、興味を持った人、危機感を新たにした人は、
ぜひインターネットで「南海トラフ巨大地震」で検索してみましょう。
様々なウェブサイトやニュースや動画が出てきます。
もしも「南海トラフ巨大地震」が起こったらどうなるか。
愛媛県や松山市では、南海トラフ巨大地震が起こった時の震度の想定や津波の想定を調査・分析しており、
以下のものが参考になります。
南海トラフ巨大地震における松山市内の震度・建物被害・液状化被害の分布
9月10日の避難訓練に向けて、防災意識を高めていきましょう。