チュータ日誌

(2019/11/14)中3 防災講和

本日は、中学3年生を対象とした「防災講和」がありました。

 

松山中央消防署の現役の消防士さんたちが来てくださいました。

 

 

火災に関する知識と救急搬送に関する知識を教えていただきました。

 

昨年度は、松山市内で、のべ3日に1件の火災が発生しているとのこと。

 

 

生徒たちもメモを取るなどして、きちんと話を聴いていました。

 

 

火災による死者では、焼死よりも一酸化炭素中毒の方が多いのだというお話もありました。

以前にも、チュータ日誌で避難訓練前にそのような記事をアップさせていただきましたが、現役の消防士さんからのお話は、とても貴重で、生徒たちの心にも強く残ったのではないでしょうか。

煙の怖さについて再認識させられました。

 

 

火事の際にどのように火が燃え広がるか、シミュレーションした映像では、実験用に建設された住居のなかで、本物の火がどんどん大きくなる様子が見られました。

 

 

最初は、衣類に着けられた火がチラチラと燃えている様を見ながら、「なかなか火が大きくならないね」と言っていた生徒たちも、火の強さ・高さが、我々の身長を超えたぐらいからの燃え広がりはすさまじく、言葉を失っていました。

 

あっという間に、部屋全体、建物全体に火と煙が広がりました。

竜巻のように黒い煙が渦を巻いて空に舞い上がりましたね。

火災の恐ろしさを目の当たりにした気がしました。

 

 

 

 

また、救急車のお話に移り、病気や事故の際に救急車を呼ぶ際の注意事項として、人間は心臓が停止してから3分後には致死率が50%になるというお話もありました。

いかに早く救急車を呼ぶかで、ひとつの命が救われることもあるのですね。

 

生徒の皆さんのなかで、救急車に実際に乗ったことがある人、とアンケートを取ってみました。

 

20人ぐらいは手を挙げたように見えました。

平成30年度の消防白書では、国民ののべ22人に1人が救急車によって搬送されたと記録されていますから、我々にとっては他人ごとではないことですね。

消防隊・救急隊の皆様には感謝です。

 

 

 

講演の最後には、実際に119番をする実演をするために、生徒2名の代表者に、電話をしてもらいました。

 

ほかの中3生も興味津々で通報の様子を見守っていました。

うまいこと事態を報告できなくて当然ですが、代表の二人はなんとか住所や現場の状況を説明してくれました。

勇気をもって立候補してくれた二人の生徒に大きな拍手が贈られました。

 

本日は、火災時・救急時の通報の練習のため、実際に119番通報をしてもらいましたが、今後、本当に119番に通報する事態が起こらないことが望ましいのは当然です。

 

が、もしもこれからの人生で緊急事態に遭遇したら、その時は、勇気をもって、落ち着いて通報してもらいたいと思います。

 

中3生の皆さん、どうもおつかれさまでした。

 

 

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