新年度を迎えて,中1寮生,続いて高Ⅱ寮生の面談を開始することにしていたが,4月,5月が臨時休業になったため,1学期は中1のみで終わった。
2学期になって,9月13日(日)より高Ⅱの面談を開始した。
新型コロナウイルス対策として,個室での面談は避け,聖ドミニコ寮3階のマルチパーパスルームの仕切り部屋(教室の半分くらいの部屋)で3メートルの間隔をとり,生徒もわたしもマスク着用で話をすることにした。
面談の最も大きな目的は,生徒一人ひとりを激励することである。
どのような言葉をかけて生徒を励ますか,それは会話が始まって瞬時に決めなければならない。
22歳で教員になってから,各生徒との面談で一人ひとり異なる考え方を聞いてきた経験が,多少役に立っていると思う。
3メートルの距離をとり,しかもマスクをつけていると,お互いの会話がスムーズに進まないことがある。語尾が不明瞭になるからである。
面談時間も新型コロナウイルス対策として,10分間に制限することにした。
十分な時間とは思えないが,面談をやってよかったと思ってもらえるように的確な言葉を選びながら,一人ひとりの心に残る面談になるよう,努力をしたい。
「教育とは卒業後の思い出なり」,全人教育を提唱した小原國芳先生の名言である。