昨年11月のことですが、高校1学年向けのOB講演会を開催し、
卒業生で47期のS先輩(女性)に、「自分のキャリアは自分で創る」という題目でご講演いただきました。
47期というのは、記念すべき、女子入学生の第1期でもあります。
Sさんは、現役で東京大学に合格され、その後、薬学部に進学されました。
研究者としての将来を目指すか、その他のフィールドに挑戦するか、進路に思い悩み、熟考の結果、国家公務員試験(当時のⅠ種)を受験され見事合格されたという大変ユニークな経歴の持ち主でいらっしゃいます。
その後は、金融庁に入庁されて、海外経験を積まれ、さらなる飛躍のために総合商社へ入社されたという、バイタリティーの持ち主。
生徒たちも興味深く聞き入っていました。
在学生の女子たちは、同性として、どのような目でS先輩の姿を見ていたのでしょうか。
講演の中では、事前に提出してあった生徒からの質問にもお答えくださいました。
「好きなことと得意なことがちがう場合は、どちらに進んだらいいでしょうか」という質問に対しては、
「ぜったい好きなこと。好きなことなら苦手なことやキツいことでも頑張れるし、乗り越えられる」という、とても前向きで説得力のあるご回答をいただきました。
あまりにも華々しいご経歴のため、高1生たちは少々気後れしてしまったかもしれませんが、
愛光には素晴らしい先輩たちが大勢いらっしゃることを、あらためて実感できたのではないでしょうか。
S先輩、どうもありがとうございました。
(K)