平成25年6月16日(日) ザ・パレスサイドホテル
「京滋の会」が同窓会として承認されてから初の総会となる「第2回愛光同窓会『京滋の会』」が,京都御所すぐ近くのザ・パレスサイドホテルにおいて開催された。
1期生から55期生までの約60人が出席し,まず総会があった。その後,懇親会に移り,学校を代表して挨拶をした。
すでに乾杯用のビールがグラスに注がれており,泡が消えないうちにスピーチを終えようと思ったが,用意した話があったので,そういうわけにもいかなかった。
最初の挨拶は九州地区同窓会第1回設立総会の挨拶と同じ内容にした。
――「教育とは卒業後の思い出なり」といいますが,愛光学園の1期生から61期生まで連綿と続く思い出は,初代校長,田中忠夫先生が起草した「われらの信条」であります。
まず,信条の暗唱から始めたいと思います。――
この言葉を耳にした瞬間,特に年輩の同窓生の姿がきりりと引きしまったように感じた。椅子を引いて姿勢を正した方もあった。
「われらの信条」の暗唱を始めた。途中で会場の数名が目頭を押さえていらっしゃる光景が目に入り,暗唱をしながら感動を覚え,自分の声が詰まらないようにするのに苦労した。暗唱が終わったとたん,大きな拍手が起こった。
同窓生にとって「われらの信条」は人生の指針を示すものであり,中高時代に心の奥深く浸透していたに違いない。そして,世界的教養人を目指して人生を歩んで来られた方々が,この同窓会に集まっているのだということをはっきりと認識した。
続いて,初代校長田中忠夫先生の第1回卒業式の式辞の一部を紹介した。これも終わると大きな拍手が起こった。
また,本校の進学実績に触れ,週刊ダイヤモンド誌によると,国公立大学医学部の合格力が本年度,全国5位であったことを報告したところ,参加者の皆さんに大変喜んでいただいた。
結びに,以下のとおり,さらなるご協力をお願いして,わたしの挨拶を終えた。
――教育は「親と子と先生」の三位一体で行うものですが,それに同窓生の力をお借りしたいと思います。今後も学校及び在校生のためのご支援,ご協力をお願いし,挨拶とさせていただきます。――
今回で1学期の「チュータのひとりごと」を終了します。2学期は9月8日(日)に開始する予定です。