チュータ日誌

(2013/09/22)チュータのひとりごと 第400回(ホームページの究極の姿)

 2000年10月22日にスタートした「チュータのひとりごと」,今回で400回を迎えた。

 「チュータ日誌」を始めたのが同じ2000年の9月であったから,その一か月後に始めたということになる。

 「チュータ日誌」は四国で初の学校ホームページとして,他の学校のホームページの牽引役を果たしてきたと自負している。

 ホームページに校内の生徒の様子を紹介することが楽しくてたまらなかった13年前が懐かしい。

 「チュータのひとりごと」は「チュータ日誌」とは異なり,学校の方針,わたしの思い出等,多岐にわたる内容をエッセイ風に書き綴ったもので,長期休暇を除く毎週日曜日に更新を続けてきた。

 ご父母の中に第1回からすべて目を通してくださっている方がいると聞き,本当に感謝の念で一杯である。時に,生徒から「チュータのひとりごと」をすべて読んでいると聞くこともある。これもありがたいことである。

 

 ホームページの役割は保護者や生徒,あるいは同窓生,そして,本校への入学希望者,そしてその保護者等に学校の情報をいち早くお伝えすることである。

 それでは,このホームページは将来,どのように発展していくのか,その展望について語ってみたい。

 現在の生徒たちの様子はすべて写真によるもので,生徒や学校行事の一瞬,一瞬を切り取って紹介している。したがって,読者はその前後の様子を自分たちの経験の範囲内で想像しながら理解しているのではないか。

 これに対して,以前にチャレンジしたこともあるのだが,動画による紹介をしてはどうかと思う保護者もいる。ただ,動画は映像が写真ほど鮮明ではないのと,技術的な問題もあると聞いている。

 実は,わたしは動画にチャレンジした時,いずれ,この動画で50分の授業を紹介できるのではないかと考えたことがある。

 つまり,生徒たちは録画された授業をすべて家庭でチェックできるということになる。

 病気で欠席した時,あるいは授業がよく理解できなかった時,これくらい強い味方はない。

 また,教師にとっても,50分の授業が録画されるとなると,気合が入る。いい加減な授業はできなくなるからである。

 生徒による授業評価だけではなく,保護者もそれぞれの教師の授業を見て授業評価ができる。あるいは教師による授業評価も可能になる。教師にとって厳しい現実になるかもしれないが,チャレンジする価値があるように思う。

 わたしは,映像と音声で授業を提供することがホームページの究極の役割だと考えている。

 外国では最近ホームページで授業を生徒たちに提供し始めた学校があると聞く。

 わたしが以前から考えていたことが実現しようとしていることに心がわくわくする。そして,いよいよ,学校の情報の公開の究極の姿,つまり授業の公開が実現しようとしていることにわたしは大きな期待を寄せている。

 ホームページ上で授業をすべて公開する。技術的な問題,経費の問題等,克服すべき問題は山積しているが,これがホームページの果たす役割の究極的な姿ではないか,いずれその時代がやってくると述べて,400回記念の記事としたい。

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