チュータ日誌

(2013/10/06)チュータのひとりごと 第402回(「チュータのひとりごと」のウソ)

 

 「チュータのひとりごと」を振り返ったとき,内容で触れたことに間違いがあることが後で分かることがある。つまり,「チュータのひとりごと」のウソである。

 一つの例として,第2回「チュータのひとりごと」で,下宿訪問をして生徒を学校へと連れ出したために,わたしの車が「護送車」と呼ばれたことについて触れたことがある。

その時,体温計を生徒に渡し,熱を測るように伝えた時,わきの下でこすったと記したが,実は「カイロ」をわきの下に挟んだということが先日,ご本人の話から分かった。

先日,この体温計の生徒が久しぶりに母校を訪問し,校長室を訪ねてくれた。今では立派な社会人として報道の世界で活躍している人物である。

久しぶりに出会ったこともあって話がはずみ,中高時代の話題になった。

 わたしのほうから,体温計の話に触れたところ,体温計を脇の下でこすったのではなく,「カイロ」を脇の下に入れて体温計を挟んだとのことであった。「カイロ」であれば,すぐに体温計の温度が上がると思ったそうである。

 また,第43回「チュータのひとりごと」,「岡田陽先生と信頼(2)」で,レーズンウイッチの購入で岡田先生の信頼を得たと書いたが,これも間違いではないかという指摘を受けた。

 当時を知る玉川学園中学部と高等部を卒業した人物に東京で会った際に,次のように指摘された。

 「レーズンウイッチの購入が岡田先生を驚かせたことは事実ですが,岡田先生がチュータ先生を信頼したのは,青雲塾(中学寮)のそれまでの生徒指導の方法を大きく変えたことが主たる理由ですよ。」

 言われてみれば,そのようなことがあったことを思い出したが,わたしはそれでもなお,レーズンウイッチで岡田先生の信頼を得たと思っている。

 どちらが本当か,今となっては確認のしようがないが,いずれにしても,わたしにとって,素晴らしい思い出になっていることは言うまでもない。

 「チュータ日誌」には,他にもわたしの思い違いで,記事内容にウソがあるかもしれないと思っている。ウソと分かった時点で,訂正を加えていきたい。

 また,何回までこの「チュータのひとりごと」を続けることができるか,「神のみぞ知る」ことであるが,「自分の置かれた立場で全力を尽くす」,このことを忘れずに更新を続けたい。

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