チュータ日誌

(2013/11/24)チュータのひとりごと(第409回 航空機での出張)

 愛媛県私立中学高等学校連合会の会長に就任してから,1年半が経過した。

 会長の仕事として,年に何回か,東京の市ヶ谷にある日本私立中学高等学校連合会が主催する会議に参加し,様々な議題を協議する。

 ここで協議された内容を愛媛県の私立中学高等学校の校長先生方にお伝えするのも,会長の重要な仕事である。

 今回の「ひとりごと」は会議の内容ではなく,松山から東京の市ヶ谷までどのような交通手段を用いているかについて述べてみたい。

 

 松山から東京までは航空機を利用する。さすがにスーパージェットと新幹線で東京まで行く人は少ないのではないか。

 わたしは飛行機の席を予約するとき,必ず往復ともA席の指定をお願いする。それには理由がある。

 A席は進行方向に向かって左側の席になるので,往路では天気が良ければ見事な富士山が見える。スマートフォンを機内モードにしておいて写真に収めるのだが,スマートフォンのカメラの性能のせいか,あまりきれいな写真が撮影できない。

 11月20日(水)に出張した際には松山は天気が悪かった。しかし,途中から晴天になり,雪をかぶった富士山を見ることができた。機内モードで写真を撮影したが,やはり満足のできる写真はなかった。

 自分が感じる富士山と写真の富士山には大きな隔たりがある。

 ずっと以前に「チュータ日誌」の写真を毎日,何十枚も撮影したことがあるが,自分が気に入った写真は少なかったことを思い出した。

 羽田に到着し,速足でモノレールに向かう。途中何度かエスカレーターを利用するが,東京ではエスカレーターの左側半分に立つことが慣習になっているらしい。右側は旅を急ぐ人たちのために空けているのである。

 ちなみに,大阪では右側に立ち,左を空けていたとわたしは記憶している。どうして,逆になるのか,よくは分からないが,東京と大阪の意地の張り合いではないかと思うことがある。

 空港からはできるだけ「空港快速」に乗車し,短時間で浜松町に到着できるように工夫する。

 浜松町から有楽町まで「山手線」で二駅で,ここから東京メトロ「有楽町線」に乗り換える。

 有楽町線の市ヶ谷で下車すると,市ヶ谷の私学会館「アルカディア市ヶ谷」までは近い。

 今年の関東の同窓会がこの会場で行われたことは記憶に新しいことである。

 

 復路はこの逆コースで羽田に向かい,空港内の蕎麦屋で大盛りの「ざるそば」を食べてロビーに入る。

 帰りの飛行機もA席である。これにも理由がある。

 松山空港に到着する直前にわたしの生まれ故郷,「興居島(ごごしま)」が見えるからである。

 興居島の沖合に浮かぶ「釣島(つるしま)」がまず目に入り,そして,興居島で一番高い山,「小富士山」が目に飛び込んでくる。良く見るとわたしが育った島の家も小さな点になって見える。

 また,小説「坊っちゃん」に登場するターナー島(四十島)もよく見える。

 ということで,わたしは常にA席の予約をお願いするのである。

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