チュータ日誌

(2025/11/23)チュータのひとりごと 第816回(合唱コンクール)

 11月11日(火)の参観日に「中学1年校内合唱コンクール」を体育館で実施し 中1保護者の皆様には移動観覧席でご参加いただいた。
 今年の課題曲は「We’ll Find the Way」で、各クラスの自由曲は次のとおりであった。
 発表の順番に紹介すると、以下の通りであった。
 d組  「My own Road」
 e組  「この星に生まれて」
 c組  「マイバラード」
 d組  「Song is my Soul」
 a組  「Let’s search for Tomorrow」
 審査には二人の教員と学年部長が当たった。わたしは、以前は審査に加わっていたが、審査のことが気になって、生徒たちの歌声に集中できないことに気づき、最近では外してもらっている。

 プログラムは次のとおりである。
 1. 開会宣言
 2. 審査員紹介
 3. 各クラス合唱 (合唱の前に課題曲と自由曲の紹介)
 4. 校長からお話
 5. 審査結果発表
 6. 表彰
 7. 閉会宣言
 
 「チュータのひとりごと」の第15・16回、第606回、第779回でも合唱コンクールに触れているので、ご一読いただけると本校での合唱コンクールの始まりや歴史をわかっていただけると思う。校長の話として次のように述べた。
—— 皆さん、「感動、喜び、いきいきわくわく」といつも述べていますが、合唱を聞いて感動しましたか。いつも、行事は感動の教育だと皆さんに伝えています。行事はまさしく感動の教育なのです。感動がなければ、行事教育の本当の意味が半減してしまうのです。そしてこの感動がチームワークを育てるのです。
 現在の中1合唱コンクールは、わたしが41期生の中1の学年主任の時に当時の音楽の先生にお願いして始めました。したがって、今年は第33回目のコンクールです。最初は男子だけでありましたから、男声2部合唱でした。私のクラスが歌った自由曲はエーデルワイスだったと記憶しています。ボーイソプラノが綺麗に響いて、感動したことをよく覚えています。もちろん、わたくしのクラスが優勝でした。ボーイソプラノが綺麗だった生徒は現在ドクターとして活躍しています。
 教養人というのは、人間の文化の6つの分野、学問、道徳、芸術、宗教、身体、生活の6つの分野で調和が取れている人のことを言います。特に芸術の分野で合唱ができるということは、教養人の資質のひとつだと思います。——

 今回は音楽の教員にお願いして、サプライズを用意していた。
 11月生まれの保護者に対し、中1生全員で「おめでとうたんじょうび」を歌い、誕生のお祝いをするというサプライズであった。
 呼びかけに応じて、数名の保護者の方が起立され、生徒全員で、観覧席に向かって「おめでとうたんじょうび」を歌った。祝福された保護者の方は手を上げて応えてくださり大いに盛り上がった。
 コンクールが終わった後、ある保護者の方から、合唱も良かったが、最後のサプライズに感動の涙が出たというありがたい報告を受けた。
 「おめでとうたんじょうび」は、わたしの教師としての恩師である岡田陽(あきら)先生が作詞された曲である。
 自分の家庭でも誕生日をお祝いするときはこの曲を歌っていることを付記して今回のひとりごとを閉じたい。

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