チュータ日誌

(2026/04/19)チュータのひとりごと 第830回(令和7年度71期中3生修了式式辞)

 令和7年度71期中3生の修了式の式辞の一部を掲載します。
 
 中略
 
 さて、中国古典の教訓的名言の一つに、「苦中の苦を受けざれば、人上(じんじょう)の人たり難し」とあります。
 この言葉に対して、感性論哲学者の芳村思風氏は、「人上の人」、つまり人の上に立つ人について次のように述べています。
—— 苦しみの中の苦しみを通り抜けてきたような人間でないと、人のうえに立つような人間にはなれないということです。
 中略
 個性のある仕事をこの世に残したような人物は、調べてみるとみんな、2年や3年は寝食を忘れて何かに没頭したという時期を必ず持っています。そうでなければ、本当の自分を磨き出すことはできないのです。まさに、「玉磨かざれば光なし」という通り、自分を磨くことに「一心不乱」になる時期です。
 真剣に何かに没頭する。それを持続する時間がなければ、決してある深みまで降りていくことはできない。ある高みにも昇れない。
 中略 
 寝食を忘れてといっても、寝ないのではない。食わないのではない。何時(いつ)になったら食べて何時(いつ)になったら寝るというように、時間に支配されないということです。空間にも支配されない、時間も空間も自分が支配し切って一つのことに没頭する。——
と述べています。
 皆さんの中には、現在、英語や数学の授業についていけていないと感じている人もいるでしょう。
 それでは何をすればよいのか。これも人生の修養であると考え、心を入れ替えて学習に3か月専念してください。
 「寝食を忘れて」とまでは言いませんが、今までの自分とは違うと自らが認識できる姿勢で3か月頑張ってください。それでもだめなら6か月頑張ってください。必ず成果が現れます。成果が現れなければわたくしのところに来てください。
 人生どこかで頑張らなければいけません。それをいつにするか、それは皆さんの心が決めることですが、今がその時だと思って頑張っていただきたいのです。
 皆さんが人生100年時代をどう生きるか、残り85年間をどう過ごすか、それは皆さん一人ひとりが、自由に使うことのできる心で決定する問題です。どの道に進もうとも、優れた心の使い方をし、この地球上に足跡を残してくださることを願って修了式の言葉とします。

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