チュータ日誌

(2014/07/13)チュータのひとりごと 第430回(校歌についての取材)

 

 松山百店会会報誌の「松山百点」に,本校の校歌についての記事を掲載したいという取材申し込みが同窓会を通じてあった。今の校歌は学校創立10周年を記念して作られた。

 以前にも取材依頼があったが,本校の校歌について詳しく知っている教員がいなかったため,お断りした経緯がある。

 

 今回は同窓会から依頼されたこともあったが,校歌誕生のいきさつなどを詳しく知る良い機会だと捉え,取材をお引き受けすることにした。

 お引き受けする以上,事前に準備をしなければならないのだが,資料が少ない。

 

 調べたところ,愛光学園50年史に校歌についての記事が2か所あることが分かった。

 これだけでは不十分なので図書館の司書に資料の有無を尋ねると,本校の校歌についての記事を見つけてくれた。

 その記事はアトラス出版の「愛媛の校歌」の中に収められており,著者は今治出身の土井中照氏である。

 

 次に校歌の作詞者,日比野正信先生に直接お尋ねする考えが思い浮かんだ。日比野先生は現在奈良県にお住まいのため,電話連絡をして,校歌誕生の経緯を当時のエピソードを含めて原稿にしていただけないかという大変厚かましいお願いをした。

 先生は快く引き受けてくださり,数日後,原稿用紙に万年筆で書かれた「瀬戸の潮路に」というタイトルの原稿が学校に届いた。

 この原稿は後日,「インテルノス」で紹介させてもらおうと考えている。

 ご協力いただいた日比野先生に,お礼申し上げたい。

 

 なんとか資料をそろえ,先日無事に「松山百点」の取材を終え,「vol.297松山百点」として,「(株)えひめリビング新聞社」から7月1日に発行された。

 

 現在歌われている校歌の発表は,創立10周年(昭和37年)の記念式典の最後に,出席者全員の合唱によるものであったと日比野先生のお手紙にあることをお伝えして今回の「ひとりごと」を終わりたい。

 

 今回で1学期の「チュータのひとりごと」を終了します。

 2学期は9月7日(日)に開始する予定です。

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