過去のチュータのひとりごと

(2015/07/05)チュータのひとりごと 第463回(愛光学園関東地区同窓会第11回総会)

 関東地区同窓会が6月27日(土)に東京のアルカディア市ヶ谷で開催され,出席した。

 本校の地区別懇談会と重なることが多く,これまで出席できない年もあったが,同窓会担当の皆様と相談し,今後は毎年参加したいと考えている。

 まず,同窓会会長の挨拶があり,続いて理事長がスピーチし,学校の取り組みについて紹介した。そして,校長の挨拶の番となった。

 どの同窓会でも,わたしの挨拶は,まず「われらの信条」の暗誦から始めることにしている。

 参加している同窓生が手にしているプログラムには,「われらの信条」が印刷されているのを知っていたので,皆さんに一緒に声を合わせて朗読してほしいとお願いをし,暗誦を始めた。

 最後に,この「われらの信条」は1期生から63期生までの共通の思い出であることを話した。

 暗誦が終わって,今回は創立当初の「われらの信條」を紹介したいと述べたところ,ほとんどの同窓生は不思議そうな表情をしていた。

 それもそのはず,創立時の「われらの信條」の存在を知っている同窓生は少ない。

 当日,同窓生の皆さんとお話しする中で,5期生までは間違いなくこの旧い「われらの信條」であったことが判明した。

 現在の「われらの信条」と旧の「われらの信條」の二つを掲載しよう。

われらの信条

われらは、

世界的教養人としての深い知性と、

高い徳性を磨かんとする、学徒の集まりである。

学問に対する情熱と、道義に対する渇望とは、

われらの生命である。

幾千年にわたる、人類苦心の業績-

この高貴なるものに寄せる愛情と尊敬、

これを学びとるための勤勉と誠実、これを伝え、

これに寄与するための忍耐と勇気とは、

われら学徒の本分である。

かくて、高貴なる普遍的教養を体得して、

世界に愛と光を増し加えんこと、

これがわれらの願いである。

輝く知性と曇りなき愛

愛(Amor)と光(Lumen)の使徒たらんこと!

これが、われらの信条である。

(注:コンピュータで表示できない一部の旧字体を,新字体に代えて掲載しています。)

われらの信條

われらは世界的教養人としての深い知性と髙い德性を磨かんとする

学徒の集りである。

学問に対する情熱と、道義に対する渇望とはわれらの生命である。

幾千年にわたる人類苦心の業績 ―

この高貴なるものに寄せる愛情と尊敬と謙虚さ、

これを学びとるための勤勉と誠実と賢明さ、

これを実現するための忍耐と勇氣と愼重さは、

われら学徒の武器である。

かくて高貴なる普遍的教養を体得して

世界に愛と光を増し加えんことがわれらの願である。

ことに戦禍に傷つき貧苦に惱み希望を見失わんとしている

わが国民のために民族再起の道を発見して希望と勇氣を與える

愛と光の使徒たらんこそわれら愛光学徒の最も切なる願である。

 深き愛と輝く知性!!

 愛と光の使徒!!

これがわれらの信條である。

 

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