過去のチュータのひとりごと

(2015/10/18)チュータのひとりごと 第470回(小学校の運動会)

 いつもは開催する側から体育大会を見ているのだが,松山市内に小学生の孫がいることもあって,9月27日(日)に公立小学校の運動会を参観に出かけた。

 小学校の運動会も本校と同じで,児童が主体になって動いている。もちろん,それまでの指導には先生方の苦労と努力があることは言うまでもない。

 周年行事の一環としての運動会で,先生方や児童も力が入っていたに違いない。

 児童や保護者,そして家族が惜しみない声援を送っている中に入って,孫の応援をし,その後,グラウンドを一周して,施設と種目にどのような工夫がなされているのか観察をさせてもらった。

 まず,グラウンドに足を踏み入れると,ウサギの飼育小屋があり,2匹(羽)が飼育されていた。

 奇しくもこの日は十五夜 (中秋の名月)で,月にウサギがいると思って,夜空を眺めていた時代が記憶によみがえった。

 

 グラウンドには児童用のテント,保護者用のテントが張られていて,保護者の皆さんが朝早くから席の確保をするのは,どうやら,どこでも同じ現象であるらしい。

 児童用のテントの中を見てびっくりした。児童一人ひとりの椅子が置かれていて,それぞれの児童が椅子に座って応援をしていた。それらの椅子が教室内から持ち出された椅子か,それとも,運動会専用の椅子なのかは分からなかったが,児童の疲労度が軽減されるのではないかと思った。

 次回の市の校長会で尋ねてみようと考えている。

 

 午後になって少し風が出てきたように思えた。昼食をとってから,再度グラウンドに出て驚いた。

 午前中と違って,グラウンド全体を見通しやすくなったように感じたからである。理由はすぐ分かった。

 グラウンドのテントがすべて撤去されていたのである。

 おそらく,風で倒れて児童がけがをしてはいけないという配慮から,教職員とPTAの方々が撤去したのだろうと想像したが,小学生に対する配慮が行き届いた処置であった。

 学校の危機管理がしっかりしていることがよく分かる出来事であった。

 その他,種目で本校の「台風の目」と同じ種目があり,「sun sun タイフーン」とプログラムに記されていた。

 本校の「台風の目」と異なるところは,最後のタッチをするときに全員が(横)棒を順次飛び上がって越え,さらに,最終のグループが(横)棒を置くと,そこから,一人の生徒が走ってコーンを回り,チームに戻ってきた順位で勝敗が決まるというもので,おもしろい工夫がされていると思った。

 

 本校の「高Ⅲアトラクション」に当たる昼休み直後のプログラムに「応援合戦」があり,なかなか見ごたえのあるプログラムであった。

 先生方と児童の活躍と努力に拍手を送って,会場を後にした。

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