過去のチュータのひとりごと

(2015/11/29)チュータのひとりごと 第476回(中1英語授業①)

 中1の担当者が出張などで,どうしても授業ができない時がある。

 そのような状況になった場合,時間割担当の教員から,中1生に英語の授業をしてほしいという依頼を受けることがある。

 出張や他の仕事が入っていない時には,できるだけ,引き受けることにしている。

 教材の「プログレス」については,以前に中1を担当した際,英作文の「チュータブック」(自作の教材)を作成し,「チュータブック」に合わせて,パワーポイントも作成しているので,授業を依頼される当日でも引き受けることができる。

 「チュータブック」の各レッスン(1課~20課)には,それぞれ,英作文のための日本語を8問印刷していて,生徒たちは余白の部分に英作を書くように作成している。

 依頼を受けると,授業を担当する生徒の人数分を印刷すれば,準備完了である。

 授業は個々の生徒を指名し,日本語の英作の答えを口頭で求め,一斉にリピートした後,英文の重要なポイントをパワーポイントで解説する。

 パワーポイントには様々なアニメーションや音を付けているので,生徒たちの間に笑いが起こるように工夫している。

 ここからが,「チュータ先生」の腕の見せ所である。

 説明が終わった後,キーボードのリズムに合わせ,英文を声に出して練習する。

 このキーボード,3歳児用のオモチャではあるが,6種類のリズムが使用できる。

 オモチャだけに,キーボード単体では十分な音が出ない。購入した時には失敗したと思ったが,工夫を加えて,スピーカーに接続し,クラス全体に聞こえるようにした。

 中1生を初めて担当した時には,パワーポイントではなく,OHP(オーバー・ヘッド・プロジェクター)を使用していたために,現在ではOHPの収納ボックスにパソコン,そして,キーボードを載せている。今では古くなってしまったが,「チュータ号」と生徒たちの間で呼ばれている。

 授業の際には,このキャスター付きの「チュータ号」を各教室まで運ぶ。

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